かさぱのすとちぱの
雑 記(Private log)



家長私的記録 夢中暦200312.14

 (男子バレーボールにまつわる「我が家のキューバ危機(後日既述予定)」の解決した矢先)
 再び家庭内戦争勃発。タネは「催眠術」。某局で放送された「“世界最強の催眠術”徹底解明!!奇跡の脳力大発見スペシャル!」と題された番組である。この日は土曜日。今週も仕事を終えて帰宅したワタシはその番組を見て笑っている細君を見た。
 立場を明らかにしておくと、ワタシは催眠術の「否定派」である。少なくとも、「催眠術ショー」にしているような催眠術は本当の催眠術ではないと思っている(もっとも、術をかけられたことがないので否定することに確信は持ちかねる)。
 一流の手品師は、「奇跡」「ハンドパワー」「イリュージョン」などという言葉で見事なマジックを見せる。決して「これが『超能力』です」とは言わない。立派な「パフォーマー」である(本当の意味においての「芸人」だ)。「超能力だ〜」と言う「自称:超能力者」とは違う(ワタシは超能力は否定しないが、TVに出て来て「ショー」を演じるような「自称:超能力者」には、本当にそんなパワーがあるのなら、もっと世の中の役に立つようなことをして欲しいものだと思っている(ビンビンラーディンを探し出すとか!))。
 今回の「催眠術」も、「ショーです。パフォーマンスです。タネがあるんです」と割り切って演じていれば、ここまでワタシも胸くそ悪いことを言わずに済んだであろう。

 さて、(百歩譲って!)催眠術という術が実在するとしよう(英語から日本語への「通訳を挟んでも術が被験者に通用する」としよう!)。被験者が本来の自己意識を喪失している状態である。そんな状況で妙ちくりんな言動を行わされている被験者の姿を「見世物」として皆で大笑いしているとは、いったい何事か。なにが「徹底解明」だ。(肯定vs否定、双方とも共通に番組を見ずに論議するのは倫理的でないので)辟易しながら最後まで見てやったが、ひとつも「解明」などされなかった。
 本人の意識がないところで自分の「ろくでもない寝言」「恥ずかしい寝相」を大衆の前に曝されて、笑い者にされているのと同じである。(事前にオファーされた、「妙なことをさせられるかも知れませんが」という条件を承知の上だとしても)出演者に自尊心はないのか。
 また、本当にあのような術が存在するのなら、なぜ術を習得した人間の中から「世界征服を企むヤツ」「軍に利用されて『恐怖を恐怖と感じない特攻部隊』を組織するヤツ」が今までに出て来ないのか不思議なことだ(ついでに言うと、「ステージの上に上げられた人間にしか術がかからない」のも不思議だ。「流れ弾」のような「エナジー」が周りの観客に影響を与えないのだ)。
 オレが細君に、「この催眠術師がホンモノだとして、それは『男として』信用できない。大きな罪は犯さなくても『この女だけは術をかけてモノにしてやろう、ウッシッシ』などと考えてしまうのが男の本能やろ」とも発言したところ、なぜか細君はオレの意見に真っ向から反対。さきの「特攻部隊」に関連してまで非常に不謹慎な発言まで返してくる(あまりに問題発言なので内容は書かない)。

 オレがイスラム教徒でなくて本当に良かった(「離婚だ離婚だ離婚だ」3回言うと、イヤでも離婚が成立するという!)。
 それとも、すでにオレが「催眠術ショーを見るや否や怒り出すようになる」という術をかけられた状態にあるのだろうか??(か)

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