かさぱのすとちぱの
雑 記(Private log)



家長私的記録 夢中暦200310.30

 先月から中途半端に忙しい毎日が続いていたので、当雑記もすっかりご無沙汰になっていたが、もはや10月も終わろうとしているので、つまり、「フィンランド・カフェ」のオープン期間が終わってしまうので(事実上、紹介は間に合わないのだが)、書き留めておきたい。
 去る19日の日曜日、今年も「カフェ」へ行って来た。 ここ数年は毎年恒例となっている、食とデザインを中心にフィンランドを紹介するフィンランド政府観光局主催のキャンペーンである。 去年と同じ渋谷区の代官山に、やはり一ヶ月限定オープン。 去年は代官山の駅前のKAPAで、今年は渋谷駅から歩いて行けるFRAMESという場所です、昨年は我々夫婦を含む5人で、ランチやデザートを注文しつつ1テーブルを占拠していたのであるが(参考→夢中暦200210.23:当雑記、昨年のフィンランドカフェOFF記述)、今年の参加者は4人、各人ランチプレート1枚で4時間占拠した(!)。

 今年の「フィンランド・カフェ」を依託された「イカニモ代官山の小粋なカフェ・バー(FRAMES)」は、去年のイベントスペースを借りた仮店舗とは違い、かなり広い店内である(写真の人物は我々とは無関係。開店前、すでに「待ち」の客が集まって来ているのだ)。 午前11:30から開店し、明け方5:30までオープンしている(ただし夜の部は、完全に「どこがフィンランドやねん!」なメニューが揃う。トムヤムクンだのベトナム風生春巻きだの!)。
 今年ご一緒させていただいたのは、なんと、我々と同じくサーリセルカの教会で結婚式を、さらに言うと、我々のちょうど一ヶ月後に挙げられたという(!)、ithiiさんご夫妻。 ある日たまたま当サイトを発見され、現地でウワサに聞いていた我々のことを思い出してBBSに書き込みをくださったのが、今回「カフェ」をご一緒させていただいたキッカケだ。 

 開店時間に合わせて集合した我々がそこでオーダーしたのは、ランチセットである。 この日の「フィンランド・プレート」と名付けられたそれ(いわば「芬蘭定食」。1200円也)は、子牛のステーキ・サーモン・ポテトサラダ・野菜・パンまたはライス、そしてフリードリンク付きという構成であった。 ステーキは「これ以上はない!」というほどに柔らかいもので、その他も味は大変美味しいものであった(が、ポテトは「フィンランド産ではない」ように感じた。 フィンランドのじゃがいもはもっと美味い)。
 去年はグロッギや、フィン語やフランス語の「言葉の意味がわからないデザート」などのメニューがあったのだが、今年はそれが見うけられなかったのが少々残念であった。

詳細→フィンランド政府観光局HP:http://www.moimoifinland.com/index.html
     「フィンランド・カフェ@FRAMES」:http://www.moimoifinland.com/finland_cafe.html


 さてランチが美味かったということも重要だが、思いがけないキッカケで「サーリセルカ挙式組限定オフ」(!)になった今回は、なによりも挙式の際の思い出話や、我々の際とithii氏ご夫妻の際との挙式の違いなどの話題が興味深く、多いに楽しませていただいた。
 ご夫妻は我々とは若干違った申し込み経路を経由されていたのだが、我々とは一ヶ月の差、しかも極々小さな田舎町での挙式であるにも拘わらず、驚いたことに「違い」があったのである(!)。 恐らく旅行代理店その他の仲介業者の関与が関係しているものと思われるが、どうもそのわずか一ヶ月の間に、日本その他の『旅客業先進国』からの旅客に好まれるサービス内容、あるいは「ビジネスとしての営業戦略」の類が、あの「地球の反対側の田舎町」での結婚式にも導入されてきているようだ(と、言えるかどうかビミョーだが(~~;))。

 挙式は基本的に同じ様式と手順であったようだが(やはり「サンタクロース本人」も駆け付けてくれたらしい!(^^))、我々の式では「事務的に仕事をこなす神聖な(お世辞にも愛想がいいとは言えない(~~))」神父さんだったのだが、ご夫妻の場合はなんと、その神父さんや地元の長老(?)から挙式後に、お土産というか「お祝いギフト」が手渡されたという!
 その「お祝いの品」の内容とアイテムチョイスがまた、我々日本人の発想からは少々かけ離れたモノがあり、曰く

フィン語で書かれた子供向けの本 子孫繁栄を祈る!
「(ご祈祷済み?)幸福の種」 ただしどんな植物の種かは皆目不明!
地元のおばあさん特製の健康ドリンク 子宝祈願の精力剤!?しかし老婆も含めてその正体が不明!
(やはりその)長老特製の醤油 !!??

 。。。といったものを贈られたそうだ。 この中の「醤油」と思しき液体は、瓶の感じはフィンランドで販売されている「ヤパニライネン・ショーユ」と似ているが、いかんせんラベルが貼ってないので(!)、正体はいまだに不明だそうだ(挙式から帰国して以来現在に至るまで、封を切れずに冷蔵庫の中に保管されているらしい!)。 お互い、まだまだ日本では少ない貴重な経験をした夫婦である(1999年の時点で、サーリセルカで挙式したのは我々で4組目と5組目であるそうな)。
 因みにithii氏(ご主人)本人は、極北の国よりも常夏の南国がお好みだそうで(奥様の「オーロラを見ながら結婚式を!」の強い要望によりサーリセルカで(半ば強引に)二人だけで式を挙げられたそうな!)、氏の印象によるとどうも、「極端に寒い土地や熱い土地の人間は、温暖湿潤気候の日本人には理解不能の行動を、案外平気で取る」(!)らしい。。。(~~)
(急ぎ足で書いたので、このエピソード、つづくかも)(か)


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