かさぱのすとちぱの
雑 記(Private log)



家長私的記録、夢中暦200207.26

 ご存知の通り(?)、私は(自称)トレッカー(=「スタートレック」が好きでたまらん人種。最新のオクスフォード英語辞典には、「トレッキー」という言葉が載っているらしい!)のひとりである。
 が、しかし「スターウォーズ(以下SW)」もまた、幼少の頃より好きで、慣れ親しんだ作品である。むしろスタトレ(以下ST)よりも先にSWに出会う方が早かった。「SWepi.6(帝国の逆襲)」を小学2年の頃(1980年)に映画館で初めて観て、大いにハマった(当然、フィンランドの「冬戦争」や「極北極寒の戦い」などまだ知らなかったが、なぜかこのときすでに「雪上の戦い」には、背筋のゾッとするかなり強烈なインスピレーションを受けた!)。
 日本のTVで初めて「SWepi.4(新たなる希望)」が放送された時(NTV系「金曜ロードショー」)も大いに喜び、吹き替えのセリフも暗記したほどだった(良くも悪くも有名な、「渡辺徹・松崎しげる・大場久美子」バージョンである(!))。だから今でも「ライトセーバー」ではなく「ライトサーベル」、「アナキン」ではなく「アナーキン」と呼んでしまう。ケナー社の4.5インチフィギュアも集めて遊びまくった。中3の修学旅行で初めて行った東京ディズニーランド(今や毎晩、シンデレラ城の花火の音が聞こえるところに住んでいることが信じられない!)のSWアトラク:「スターツアーズ」では、C-3POの声が律儀に野沢那智だったことに、驚くとともに喜んだ。

 月日は流れに流れて、ワタシは「(ハナシが単純明快、痛快スペオペの)SW」よりも、「(人間関係がヤヤコシイ上に、ハナシがお説教臭い)ST」の物語と緻密な世界観にのめり込んでしまった。一方SWは、当初「前部で9章から成る壮大な物語!」を詠っていたG.ルーカスも(いつのまにか「全部で6本!」ということになってしまったが(!))、ようやく「epi.1(ファントム・メナス)」、そして現在公開中の「epi.2(クローンの攻撃)」を製作。ワタシもちぱを連れて、初日に「吹き替え版」を観に行ったところである。ストーリーは結局、「師匠や父親も若い頃は、弟子や息子と同じ経験をしていたのね。単に歴史の繰り返しなのね」という内容だった(!!)。

 まずワタシの一番好きなキャラクターは、「銀河帝国皇帝:パルパティーン(昔は「パルパタイン」と読んでいたものだ!)」である。ケナー社製の流れを組むハズブロー社製の4.5インチフィギュアも、幼少のころから慣れ親しんだ「帝国軍ないしそちら側の連中=ワルもん」のみ(!)集めている。映画のストーリーも、「あの、いやらし〜ぃパルパティーンが主人公の物語」として観れば(!)、非常に楽しめた。

 ここから話を(特に「epi.1〜2」を観て感じた)、最近のCG合成/デジタル特撮についての、私なりの見解に変える。飽くまで私個人の主観である。

 CG映像、デジタル加工技術が格段に進歩して、モノスゴイことになっているのはよくわかったが(経費も時間も節約できることもよくわかる)、映画人は模型を作って動画として撮影する技術を忘れてしまったのではないか!?と思える(最近のアニメもデジタルものばかりだが、「セル画を書く手間と技術」を忘れたのかと思うことがある)。
 いいものを作るには、それなりに時間とお金は賭けてもよいと思っている。また、CG映像独特の奥行きのなさと不自然さは、どんじ氏のサイトのBBSでたびたび話題に上がっている、「デジタルは及ばざるが如し」という名言(!)の一言でまさに言い得ていると思う。
 最近の戦争映画では、CG合成の「ホンモノの(カタチをした)戦闘機」が飛ぶようになったが、どうしてもその動き(有名なところでは、「パールハーバー」のCG零戦はジェット機の飛び方である!)や合成に不自然さが否めないことが残念である(「プライベート・ライアン」で「CGによる戦車戦」が作られたものの、あまりの不自然さにスピルバーグがカットした話も有名である。因みにワタシはあの映画も監督も、大っ嫌いだが。この話題は次回!)。私が「言い得て妙」として、しょっちゅう使っている言葉がある。
 「ニセモノでもいいから、ホンモノを使え」
 「芝居臭くない芝居をする役者」がいい役者だと思っているので、「バリバリ飛びますよ!いい芝居しまっせ!」と自己主張するCGよりも、「日の丸が描かれたT-6テキサン」が(実際に零戦が造れない以上は)飛ぶ方がよい。多少カネは掛かるが、実物大のプロップを作って欲しい(またはミニチュアを自然光の中で動かして欲しい)と思う。「制作費〇〇億円!!」と言っても、それには「スタッフの弁当代」「業者間連絡の電話代」などもどうせ含まれているのだから(!)、「いいモノを作ることにケチるな」と言いたい。SWの特撮も、20年前に「雪上の戦い」を観たとき(それがミニチュアだとわかっていても)の衝撃は、「epi.1」以来なくなってしまった。単に「スピード感はモノスゴイが、目がチカチカする」のみである。
 今ではスタートレックの宇宙艦もCGであるが、こちらは舞台が完全に宇宙空間であり、地面や森林に当たる光と宇宙艦が(ほとんど)カブることがないため、あまり不自然さを感じない。それどころか、「TVなのにこんな豪華なCGを使っていいのか!」と思うことしばしばである(←多分にエコヒイキだ!)。
 以上の様に私としては、CGを全面否定するわけではなく、「(なんでもかんでも特撮って言やぁ)CGを使わなければならない、わけではない!」ということを強調したい。

 最後に(注意!:これより先、ネタバレ話)、
 ヨーダ跳び過ぎ!パルパティーン萌え
 (「epi.2」で一番萌えたのは、ラストシーン:「皇帝のテーマ」「ヴェイダーのマーチ」をBGMに、いよいよ「自分の軍隊」を持ち始めたパルパティーンの、内心笑いが堪え切れない姿!「epi.3」では多分、パルパティーンとアナーキンの間で(後にヴェイダーとルークの間で交わされたように)、「ワシがオマエの父なのだ!」「NO〜〜!!」というやり取りがあるのではないかと睨んでいる!)。 (か)

 ←P.S.フィンランドでは、日本より早く6月14日に公開。5月のヘルシンキ市内でもポスターが目だっていた。写真は映画館の看板。「クローンの攻撃」は「Kloonien Hyo"kka"ys(くろーにえんひぃぉっけゆぃす)」。。そんな言いにくいタイトルの映画が売れるのだろうかと、心配になった(笑) 百貨店のオモチャ売り場のフィギュアも高いぞ!(あの値段を見ると「トミーさん、ありがとう」という気になる(笑))




家長私的記録、夢中暦200207.15

 昨日ついに、と言うかようやく、「丸刈り」を断行!(1mmぐらいの毛の長さで丸めたので、「剃髪」は正確ではないな)
 「今までなんとうっとうしいモノを持ち歩いていたのだろう!!」と痛感している。特に今年の東京地方は、6月からすでに30℃を超える真夏日が続いていたりしたので、室内においても、頭部から放散されるべき体温が、髪の毛に阻まれていて、大変うっとうしく感じていた。
 もともと髪の毛をうっとうしく感じていたことは、「雑記2001.11」で述べた通りであるが、巷では今も、TVでカツラや増毛や育毛剤などのCFは数多く、商品開発もとどまるところを知らない様子である。  「私は18才のころから抜け毛が気になり、大学を卒業する頃にはすでに額から脳天にかけて髪がなくなっていました。楽しむべき学生生活も一日のうち半分を髪の毛のことを考えて過ごさなくてはならない毎日で。。。しかし!この商品は!。。。」などというのは、その筋の広告でよく見かける「かつての悩める民=現在の幸福な利用者」の姿である。
 その筋の業界の方や、実際にそれらの商品を愛用している方には申し訳ないが、もの申す。

 自分で「薄い/少ない」「見苦しい」と思っているものを、なぜ「復元/増量」しようとばかり考えるのか。
 なぜ「うっとうしいモノは無くしてしまおう!」と考えないのか。
 企業は企業で、さも「在る」ことが「正常」で、「無い」ものは「異状」という認識を助長させていることが、オカシイと思わんのか!?
 本当に地球人類がハゲや薄毛を克服できたら、お前らの仕事がなくなるぞ。どーせ今度は「脱毛」に力を入れ始めるんだろぅ!
(←「ドラキュラのジレンマ」だ)

 「在りし日」を懐かしみ尊ぶのは誠に結構なことであるが、「文化遺産」じゃあるまいし、大金を掛けてまで守るべきものだろうか!?
 「あ〜〜、髪の毛があって助かった!!」という話を聞いたことがない。確かに「髪の毛がなかったら、傷が脳髄まで達しているところでした」という怪我や事故に見舞われた方も居るだろう。しかしそれとて、髪の毛があってもすでに「大怪我しちゃってる」ことに違いないんである(!)。

 ワタシはほぼ内勤でPCと彫刻機に向かう毎日なので、合う人はたいてい顔なじみの人達が多い。だから「丸刈り」もできるのだが、かつてのように外回りの営業職では難しい、否、不許可を出されていただろう。日本人のオトナの社会では、まだまだ受け入れられ難いヘアスタイルのようだ(「ヘアレススタイル」なんだが)。なぜなら「わざわざ頭を丸める」という行為は、「刑務所に入るため」「なんらかの不祥事の反省のため」「頭部を外科手術するため」ないし「出家」(!)という非常に限られた条件でしか行われなかったためである。

 散髪屋さんに行く前までのワタシは、後頭部で束ねた髪を下ろすと「落ち武者」「怒れるクリンゴン人」となり、パスポートの無帽・無表情の写真では、「人を3人ぐらい殺しそうな顔」にさえ写っている。
 散髪屋さんから帰ってきたワタシはと言えば、「『サザエさん』のカツオくんのようにしてください」と注文したのだが、結果は
「冬戦争で捕虜になったソ連兵」
であり、無表情で鏡に向かうと「人をすでに5人ぐらい殺していそうな顔」に見える(!!)。
 少々コワモテの方が何かと便利(??)かと思うので、ワタシ個人的には満足ばかりで一切不満なし、なのだが(散髪してこんなに気持ちがよいのは生まれて初めてである!)、両親・義理の両親ともに、まだこの姿を見せていない(大反対していたため)。。。さぁどうやって驚かしてやろうかしら。

 風呂に入っても、文字通り頭の先からつま先まで石鹸でジャブジャブ洗えるので気持ちがよい。頭を乾かすのも、タオルで3回ほど拭けば乾く。
 風呂上り、ワタシは真っ裸で、姿見(全身鏡)の前で両手をあげてみた。そこには、
 「捕まった宇宙人」
が居た(!)。以来、鏡の前を通るたびに「今、鏡に写ったヤツは誰だっ!?」と自分で驚き、いちいち確かめに鏡に振り返っている今日この頃である(なんじゃそりゃ)。(か)

※散髪のおっちゃんも言っていましたが、「夏の直射日光」「冬の寒さ」が、なによりの大敵ですので、その点を踏まえた上で、皆さんも丸刈りにいたしましょう(←させるんかいっ!)




裏家長私的記録、夢中暦200207.08

 今月のテレビ朝日の「旅サラダ」の海外マンスリーはフィンランドで、旅人は高樹沙耶さんです。彼女は今までも何回かフィンランドの旅番組をやっていて、結構フィンランド好きの人のようなイメージがあります。
 で、番組の内容ですが、今週はヘルシンキの紹介。2月前に行っていたのよ〜ここに〜、と思いながら見ていました。が、ホテルの紹介の所で「フィンランドのホテルには各部屋にサウナが付いています。」といっていましたが…「うっそだ〜」とつぶやいてしまいました。 そりゃテレビで紹介するような高いホテルのスイートルームやデラックスルームにはついているかも知れません。でもね、庶民が普通に泊まるホテルの普通のお部屋には付いていないよ〜。ホテルにはあるから、共同サウナに入ることはできます。でも、各部屋に必ず付いているような紹介は、なんだかな〜と感じてしまいました。 私達が普段泊まるホテルもクラスとしては上の方(3〜4つ星)でも、バスタブ位です。サーリセルカだと、普通の部屋ではシャワーのみが当たり前。スィートでバスタブ付きになったくらいです。
 いいところを紹介してくれるのは嬉しいです。でも、一般の人が行った時に「アレッ?」って感じてしまうような気がします。できれば「フィンランドのホテル」ではなく、「このホテル」というような紹介にした方がよかったと思いますね。
 それでも、フィンランドを見られただけで嬉しいんだけど…TVのガイドブックによると、来週はタンペレとアウランコのようです。(ち)




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