かさぱのすとちぱの
雑 記(Private log)




裏家長私的記録、夢中暦2002.02.27
 5月の旅行に向けて、飛行機のチケットも取りました。ホテルの手配もやりました。ふぅ。
 今回、ムーミン35というフィンランド航空直販のチケットを利用するのですが、事前に座席の予約が出来ます。
 窓側の2人席は絶対の希望で、最初は壁のすぐ後のバルクヘッドと呼ばれる席(21列目)にしようと考えました。で、問い合わせてみると「予約は取れますが、赤ちゃんをお連れのお客様がいる場合は、交換していただく事になります。その場合の交換した席の場所の補償はできない」ということで、確実に座れる席がよかったので諦めました。 さらに詳しく聞いてみると「エコノミークラスの席の前の方の席(21列目〜29列目)だけリニューアルした」ということなんです。
 当然新しい方の席に座りたい!が、フィンランド航空の前の方の座席の配置は3-4-2。ということは、私達が狙える席は21列目〜29列目の右側の席のみ。さらに、右側の席の27〜29列はキャビンアテンダント用に準備されていて座る事は出来ない。
 だんだん選択肢がなくなってきた…それで、26列目のアテンダントのスペースの前の席を予約しようとしたら「右側の23列目〜26列目は予約が取れなくなっている」ということ。
つまり選択肢は一つ…22列目のみ。実は、22列目の2人席はチケットの予約をした際にフィンランド航空の人が私達に当ててくれて当初からキープしてくれた席でした。いろいろと座席をどこにしようかと迷いましたが結局はフィンランド航空さんが最初に予定してくれた席をそのまま予約継続になりました。
まぁこれで一息。(ち)



家長私的記録、夢中暦2002.02.15
 先日来ミニオフが相次ぎ、普段web上でしかお話できていない方々と実際に色んなお話ができ、楽しませていただいている。
そんな折り、逆に昔は実際に話することしかしなかった、大学時代の大阪の友人「Y」から、Eメールが来た。

 我々関西人同士では、「メールを関西弁で書く」のが習慣である(!)が、このY君というのは大阪人、大阪は大阪でも「泉州」と呼ばれる、大阪府南部の人間である。有名な「だんじり祭り」バンザイ人間である。
 彼がメールをよこしたのは、先日東北地方に震源(M5)を発した地震の次の日である。市川市のある千葉県東北部では震度3を記録したそうだが、ワタシは風呂の最中で、幸いまったく何にも気付かなかった。
 来月東京に出張で来る旨のついでに地震見舞いをくれたのはありがたいことだが、この程度の地震はちょくちょくあることである。もとより東京人に比べて地震経験の少ない関西人であり、彼も阪神大震災の戦火をくぐり抜けた戦友(?)としては、「地震」「マグニチュード5」などと聞くと敏感に反応してしまうのであろう。

 しかしいきなりメールの書き出しが泉州弁で
「地震いけるか?」
 はないだろう(笑)。関西人のワタシでさえ頭のそばに大きな「?」が飛び出してきた。
 彼の言い回しを思いだしつつ読むと、つまり「地震でしたが、大丈夫でしたか(イケてますか)?」という意味である。
 彼の泉州弁で、他に比類がない強烈なインパクトのある、ある形容詞がある。
「にくそい」
 である。「根性もひねくれていて、その上ブサイクな女(!)」とか「むちゃくちゃ出来の悪いキット」などを形容する際の言葉である。「にくそいんじゃ、アホボケカス!殺すぞ!」というのは殺人的、いや実際に殺人事件にも発展する(!)ケンカの売り文句である。
 しかしあまりにもインパクトのあるこの言葉、「憎い」「醜い」「くそ」、これの音と語感要素がすべて入っている! とんでもない言葉を泉州地方の人々は発明したものだ。便利なのでワタシも時折、ついつい使ってしまう。今日のように、ムチャクチャな図面の仕事依頼や、無責任社長の言動などがあった日のワタシは特にそーだ! (か)

 ※注意!!:いつにも増して、バレンタインデーの次の日のものとは思えない「にくそい文章」です(笑)。本文は、お子様はご覧にならないように、親御さんのご配慮をよろしくお願い申し上げます。。



家長私的記録、夢中暦2002.02.08
「5月の旅」の日程表をヨメはんがある程度組んでくれた。
戦車や戦闘機を見に行く予定も踏まえて、宿を取る場所などが考えられている。だんなが「戦車見に行く!」とダダをこねても、ヨメが行きたいというところなどはしっかり行けるような段取りである。その宿泊先のホテルの予約先なども、すでにチェック済みだ。非の打ち所がない。
こういうコトにかけては、ちぱは非常な才能を発揮する。日常生活においてもこのぐらいの才能を発揮してくれればいいのに、と思う(!)。

ところでその旅の目的というものについて、BBSで話題にしたので、ここで改めて私の考えを記しておきたいと思う。

私が最初に芬蘭に行きたいと思った時(1995年)の、その目的はズバリ「戦車や戦闘機!」であった。
しかし申し込んだツアーは「北極圏オーロラの旅とヘルシンキ」であり、自ずからそんな博物館に行く機会は限られていた。
と言っても、旅行代理店は旅券とホテルの手配だけで、「あとは勝手にしてください」というツアーであり(←だからこそ安いのだが)、実際、勝手気ままに博物館を訪ねて歩いた。

得たものは何だったか。

オーロラに魅せられ、宇宙と自分の存在の関係について(半ば宗教的な)感動を得たこと、
(幼少から近寄ることも出来なかった)犬に触れ、共に走ることが出来るようになったこと(犬ゾリのこと)、
博物館に行く途中で道に迷った際など、現地の様々な人々と接したことで、芬蘭の人々の親切さや人となりが見えたこと、
(驚くべきことに!)将来ヨメさんになる日本人のおねえさんと出会ったこと、
そして初めてサーブ・ドラケンを見た、触った(!)こと、

などといったことである。
これが仕事や取材での旅なら、「何が何でも目的は○○!」となるのは当然だが、私の芬蘭という国に対するスタンス自体、仕事でも義務でもない、いわば(大袈裟かも知れないが)「自分の生活圏の一部」ぐらいに考えている(実際、ラップランドのサーリセルカに行くたびに、「あーついに来たなぁ」という印象よりもむしろ、「あー帰ってきた」という印象を持つのである。もし前世というものがあるのなら、私はサーメの民だったのだろうか?それにしちゃ芬語はおろか、ラップ語なんてさっぱりである;)

わからない単語や漢字を調べるのに、電子辞書やワープロを使えば、間違い無く簡単に答えを引き出すことが出来る。
しかし辞書をペラペラめくることで、その単語や漢字の隣にある(全然関係のない)別の言葉をついでに覚えたり、その別の言葉の意味が妙におかしかったりする、という発見があることと思う。

(ある程度の予定は立てつつ)ぶらぶら散歩するような旅をしていると、私のように、ヨメさんなんかもついでに見つけてしまうんではないかと思う(それで後悔する人もいるだろーけど!!)。 (か)



家長私的記録、夢中暦2002.02.04
BBSにて告知した通り、当サイト管理人は両名ともに、来る5月1日より渡芬の予定ができたのである。現在、おもろいネタを仕入れてくる予定を立ててつつ、昨晩はマメを撒き散らし、北北西を向いて黙ったまま、太巻きにカブリついたのである(我が家では関西人の家長の風習に準じ(させ)ている)。
 フィンエアのチケットが保留されていたのは、本国当局との調整/連絡待ちだけだったようだ(フィンエアさん、一瞬ぼろくそに言ってしまいました。ごめんなさい!)。

 ちぱが「今回はタリン(エストニアの首都)にも行ってみたい」と言う。ヘルシンキからフェリーで簡単に行けるようなので(ヘリコで行くツアー(!)もあるが、片道\2万というのがキツイ)、私も興味のあるところである。ちぱのタリンへの目的は飽くまでも「美しい町並みと景色」であり、私の一番の目的は「エストニア軍の資料は無いかいのぉ」というところである。
 そんなことを話していると、「また『』か!そんなものよりワタシはきれいな風景でのんびり過ごす方がいい!」とノタマウ。
私は「現在のそのきれいな町並みや風景を守った人達の歴史を知っておくべきだ。そりゃ戦車や戦闘機だけに偏るのは問題だが(←墓穴発言)、少なくとも『そこで何があったか』は踏まえておくべきである!」旨、討論となった。「ほれ、これ見てみぃ。ワシとおんなじこと言うてはるわ!」と差し出したのは、今月号(3月号)の軍事情報誌「丸」である。非常にタイムリーなことに、エストニア軍の近況と博物館の案内が載っている。
 レポーターは当サイトBBSで(恐れ多くも)お馴染みの、北欧軍事研究家の斎木伸生氏その人である。

 ところで、我々が芬蘭現地に到着する予定の5月1日(日本を出発するのも1日なのだが。。マイナス7時間の時差がややこしい)は、「ヴぁっぷvappu」と呼ばれるお祭りの日であり、聞くところによるとなんでも「エライどんちゃん騒ぎ」になるらしい。
 日本で言う「メーデー」とは趣が異なっており、「労働者の日」というより「学生の(お祭りの)日」の意味が強いらしい。当サイトからリンクさせていただいている「Hello! From Helsinki」のnaoさんの5月の日記によると、「子供連れで行くのは大変」なほどごった返しており、「フィンランド人が鬱憤をはらす日」であり、「(飲んだくれたフィンランド人用の)簡易トイレが濫立する(!)」という。
他に「vappu」の一言で検索して「日本人教授の日記」の「va"ppu」の頁というところを拝読すると、「学生達はドえらい騒ぎ(そのあまりの過激さに、写真や詳細解説が「不許可」扱いに!)」であり、「女性が男性をナンパする(!!)」ということも多いらしい!!
 これはエライことである。「黒髪でおしゃべりで活発な日本人男性が好まれる」と来ている。ワタシはヨメさんから「おしゃべり!」と怒られている。
 ヨメさんと「戦車を見に行く」「戦闘機を触りに行く」「本を買ってくる」などということを口実に、初日から別行動すると、タイヘン面白い経験ができるのではないか、などと考えてニタついている今日この頃である! (か)

 あっいいよ!私、初日タンペレ辺りに行っちゃおうかな〜。ちなみにタンペレからユヴァスキュラは1時間半位で行けるんだよ〜。でも私はタンペレの散策の方がいいと思うけどね。(ち)



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