かさぱのすとちぱの
雑 記(Private log)



家長私的記録 夢中暦200412.22

 「探検隊シリーズ第3弾」・・・後編アップです。 ようやく完結。 カット・シーンが今回はことのほか多くて編集に手間取りました。 そのうち「コレクターズ・エディション:ノーカット完全版」でも作ろうかしら(←要らん!)。
 2004年はこれが最終更新となりそうです。 皆さま、どうぞよいお年を。 そして今年も一年、kiitoksia! (か)

→では「後編」。ご覧いただこう。



家長私的記録 夢中暦200412.09

 イラク復興のための自衛隊派遣の一年間延長が今日、正式に決定したそうである(オレらに一言も聞くことなく、いつの間に正式決定してるんだ)。
 これに先だってこの法案が議決された際、政府のあまりの無頓着ぶり(横暴ぶり・無責任ぶり)に怒り心頭した方から、当サイトBBSにカキコミをいただいた。 当サイトBBSは基本的には、当サイトのコンテンツやフィンランド、その他管理人たるワタシが折に触れる事柄に関してやり取りをさせていただくコーナーなので、この、いま日本で最も「国内世論が真っ二つに割れるであろう案件」については、場が荒れるだけの結果となる危険性があると判断し、(まったく失礼ながら、このサイトとBBSは「オレの国」なので(!)、管理人の保全の責務から)これ以上の展開を差し控えていただくようお願いした。(とかく「中東問題に端を発する発言」に関しては、かねてから頭が痛い!)。
 我が家でも「イラクへの自衛隊派遣」に関しては、以前から食卓の話題に上り、(辟易するほど!)意見のぶつけ合いをしている。 結論は出ないので、はっきり言って辟易している。

 賛成とか反対とかいう以前にワタシがそもそも最も頭に来ているのは、「国際連合」に対してである。 「国境を超えた地球人類共通の敵!」と判断した場合には、各国が「武力行使」を議決することができる機関である(・・・という風に小学生の頃から教わっている)。 そのせっかくの機関が、今回もまた役に立っていない。 国連が「一致団結してなんとかイラクを民主国家として復興させましょう!」というのであれば、日本からも自衛隊を海外派遣して何の問題もないだろう。 「大義名分が出来ただけで、暴走を招きかねない」とする意見も出るだろうが、万一そういう事態に陥った際は(陥る前に阻止するのが国会の先生方の手腕だが)、そこでも「止めなさーい!」と怒ってくれるのが国連(のあるべき姿)であろう。 なぜここまで世論が真っ二つに分かれている(いや与党内でも分かれている)問題をごり押しするのか、日本の総理大臣。 自衛隊の取扱いに関する難しい立場や事情はわかっている。 事情はわかっているが、話がまとまらないこの案件の場合、国連にひとつ問うべきではなかったのか。 「日本軍はどうすればいいでしょうか?皆でさんざん考えましたところ、私はこの際イラクへ海外へ派遣してもよいのではないかと考えましたのですが。」・・・独立国家としてはプライドを捨てた質問であるが、戦後の日本の軍隊をこういう形で問題にさせることにしたのは、誰あろう旧連合国(つまり国連の主要国だ)である。 ヤツらとしても、他人の問題として考えていてはいけないのである。
 戦後のフィンランドの軍隊は国連の平和維持活動に率先して参加している。 歴史的な立場(連合国にとって「(一応)枢軸国のメンバー」だった立場)としては、日本と似たような問題を抱えていたはずである。 去る10月にはフィンランド大統領が来日していたのだが、日本の首相は意見交換してみただろうか?(案外とフィンランド軍の事情・立場というのもよく知らんのではないか、という懸念もある。とにかくワシは、堂々と国会で議論しない先生方と国連の存在意義に、そうとうアタマに来ているんである!) (か)


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家長私的記録 補足

 フィンランドにまつわるネタやら、まったく関係ないネタやら、オカシイ話や頭に来る話、書きたいネタはいくつもあるのだが、ゆっくり落ち着いてモノを書くゆとりがなかったので間が開いてしまった。 久方ぶりの「雑記」更新である。 早いもので、「年賀状はどうしようか」などという話をしなければならない季節になってしまった。 ここはひとつ、フィンランドとはまったく関係のないネタで展開する。

 「人間、30を過ぎると時間の経過がもっと早くなるよ〜」と、昔から幾多の先達が口を揃えていたが、まったくその通りである。 小学生の頃は「30を過ぎた年齢」などと言うと、「余命も幾ばくか知れた悲壮感漂う人生」「そもそもそんなトシに自分だけはなるハズがない」のようなイメージを持っていたものだ(30どころか、19才のブライト・ノアの姿を見ては「おっさん」と思っていたものだ!)。
 では実際に自分がいつのまにか30をとうに過ぎてしまったことをどう感じているか・・・いや、そんな自覚はまるで無いのである。
 腹も出てこやしないし(←細君に言わせると、昔に比べればそうでもないらしい。幼少の頃から「食べても食べても太れない」体質だったので、「太ったね!」といわれるのは嬉しい限りである!)。 頭髪に関してもすでに刈り取ってしまったので、薄くなったとか抜けてしまったとかなんだとか、気にすることもありゃしない(←気になるといえば、ムダ毛処理用の脱毛クリームが頭髪に使えないだろうかと、真剣に考えている!)。 小学生の頃に抱いていたイメージに対しては、「ザマミロ!ワシゃぁまだ生きとるぞ!」的な勝利さえ感じている。

 その「勝利」を確信した状況のひとつをご覧に入れる。 「探検隊シリーズ」第3弾!
 夏の終わりに伊豆高原へ行って来たんである。 30をとうに過ぎた者ばかり6名が、「ノンマルトの海岸に行こう!」「ヒドラの像を見に行こう!」などということで盛り上がってしまったのである。 小学生のノリで・・・(~~)(か)

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 伊豆といえばお茶と温泉、ミカンと踊り子といったイメージが一般的なのだろうが、「伊豆高原」という場所がいったいどういう所なのか。 まずはその実態に迫る我々探検隊。
 「ヒドラの像」があるシャボテン公園へ向かうその途中、謎の「ロウニンギョウカン」なる施設があり、地元住民を恐怖と絶句の淵に追い込んでいるという信じ難い情報が、マクタロウ・マクノスケ両隊員からもたらされた。 こうした謎の施設が存在する以上、我々探検隊はこのまま腕をこまねいているわけにはいかない! 我々はさっそく現地へとジープを急行させた!

舗装されて整備された厳しく険しい山道をジープで分け入ること数時間。
それは我々の前に忽然と姿を現した!
「蝋人形美術館&メキシコ館」!
常識では考えられない単語の脈略だ。
そして入館受付からいきなり、我々探検隊は、圧倒された。
立て板に水、笑顔をまったく崩さない女性の案内!
長い歴史を持つ、この常軌を逸した空間の中で
何度繰り返されてきたかわからないプロのガイダンス。
どうしても堪え切れぬ笑いに、隊長の足は早くも崩れる!
なかがわ隊員が勇敢にも先導して歩を進めるが、
古今東西の歴史上の人物や俳優たちが、次々と我々を襲う!
しかし原住民に撮影を禁止されてしまったため、
残念ながらその内部の様子を紹介することができない!
彼らが「ショーゾーケン」と呼ぶ神の怒りを恐れているのだ。
戦国武将や、なぜか浅草浅草寺前に立つ西郷隆盛と勝海舟、
昭和天皇一家にマイケル・ジャクソン、ミスター・スポック、
リンダ・ブレアにマハトマ・ガンジー、イエスと十二使徒・・・!!
その中に唯一、見知らぬ顔の蝋人形があった。
と、マクノスケ隊員が叫んだ
「同じ顔だぁ〜!」
振り向くとその蝋人形と同じ顔、「館長」そのひとが立っていた!
「館長」は生きていることが楽しくて仕方がないといった、笑顔だ!
からくも「蝋人形美術館」を脱出した我々探検隊。
時間と空間の狭間に横たわる
無限の領域!

全員、必死に笑いを堪えていたために疲労困憊だ。
甘く見ていた我々の敗北と言えるだろう。
隊長は完全に撃沈されてしまっている。
ジープで移動中に発見した事だが、なんとこの周辺一帯は
我々の日常や常識とはかけ離れた、恐るべき
「ゾーン」
だったのだ!
これから我々が向かうサボテン・オンリーの公園のほか、
南米の古代文明や宇宙科学の博物館、亀しかいない水族館、
キャンディ・キャンディやエミール・ガレに特科した美術館、
昭和レトロとドイツ軍のオートバイが混在する博物館、
某新興宗教団体の巨大要塞、ワニとバナナのテーマパーク、
その他、我々の想像を絶する名称の看板が屹立していた!
すなわち、各界の専門家がここに集まっていることを意味している。
ここ伊豆高原一帯に来れば世界、地球の−−−いや
宇宙のすべてがわかる
と言っても過言ではない!!

しかし、これはほんの序章に過ぎなかった。
→では「本編」。ご覧いただこう。


 「蝋人形館&メキシコ館」は、伊豆高原をPRする各地官民のサイトで紹介されている。 公式サイトの設置を強く望・・・む(?)。
  なおこの探検記録については、マクノスケ隊員もブログを記述しておられるので、ご参考あれ:
  http://www.lighthill.org/nohohon/tdiary/20040919.html


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