BT−42突撃砲(Ps.511-8)

継続戦争中、突撃砲として活躍・・・するべく1942年にフィンランド国内で製作された、
車体はソ連から捕獲したBT-7軽戦車、
搭載砲は冬戦争中にイギリスより供与された114mm榴弾砲
(第一次大戦の余剰物資。はっきり言ってゴミ掴まされたようなもんです)という、
その名前だけ聞くとスゴそうな代物。

ところが実戦では活躍らしい活躍はできず
(そもそもヴィープリ市街での戦車戦など、用兵術を誤って使用されてしまったからでもあるが、
防衛兵器がこれしかないのでは止むを得まい)、
ドイツからV号突撃砲の供給を受けると、早々に第一線から外されてしまいました。




全景。これまた凶悪!
オリーブグリーン1色でベロリと塗られているので、弱そうに見えます(実際弱かったんだが!)。




左後方より。確かに後姿を見ると「ミニKV-2」。



砲塔を左後方から。
積載砲の114mm榴弾砲については→こちらを参照




砲盾付近を左前方より。
なんか「無理やりつくった」感じで、「怪物KV-2」というよりは「フランケンシュタインの怪物」ですな。




車体前部左側。誘導輪基部の周り。
車台はBT-7そのままなので、EECやズベズタのキットを作る時の参考になりそうです。




砲塔左側面。ハカリスティが誇らしげです(偉そう)。
なんとこんな車両にも前期型/後期型(?)があります(砲塔に2種類のバリエーションがあります)。



「EECとLKのキットレビュー(砲塔編)」
「BT-42の砲塔を思ふ(本当にBT-7砲塔の改造なのか研究・確認)」

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