ブルーステルBW-393号機の撃墜マークたるビールのラベルをゲットしたと思った矢先、
それはちがう」といきなり否定されてしまった我々取材班!

しかし日芬合同調査班からもたらされた、新たなる貴重な情報。
・・・そして軽い絶望感(!)。
またおりしも、問題のマーキングを再現できる模型まで登場する事態に前後して、
それは突然に我々の前に現れたのだった!

そう、ある日・・・あの捜し求めていた「ラハデン・エリコイス」のボトルが、

ついに、
海外の某オークションサイトに
出た!



 出品者はドイツ在住のフランス人。 「★ドイツのビール:絶版@超レア!★」みたいなタイトル(←色んな意味で大マチガイ)で出品されていたそれは、見まごうことなく、フィンランドの「ラハデン・エリコイス」だった!
 開始価格は1ユーロだが、これが、ヨーロッパじゅうから群がるラベル・コレクターどもとの競り合いの末、果たしていったい幾らになってしまうのか!? 我々取材班は、「かくなる上は100ユーロぐらい出してやるぞ!」と鼻息も荒く、刻一刻と迫るオークション終了の時間を待った。

そして遂に、
1ユーロで落札したボトルが、これだ!!↓

(・・・って、誰も競り合って来ねぇのかよ!!)
 おお・・・白い抜き文字に金の縁取り、そして、こーゆー緑色だったのか!
 また、写真では判別しづらかったシンボルマーク(赤い王冠紋章を左右から金色の獅子が挟んでいる)の形状も、これでようやく認識できた。

 落札後1カ月余りして発送され(え゛?)、発送後も1カ月余りしてからようやく入手できた(え゛!?)それは、未開封の、非常に状態の良いものであった(とはいえ中身は・・・飲みたくない)。

※品物の到着が遅れたのは、ひとえに先のフランス人出品者の個人的都合である。曰く、「バケーションだったのぉ。郵便局も祝日で休みだったのぉ★」・・・・・・・ナメとんか。ちゃんと、済ませることは済ませてからバケーションしろよ、バケーションに入ることがわかってるんなら、出品してんじゃねーよ>カエル食い!!(←おっと失言))



 ようやく入手できた二つのレーベルのレベル(レッテル)を並べてみた。(←どーでもよいがこの日本語の文章を英語に訳すと・・・ヤヤコシくなるねぇ)

 色の違いこそあれ、遠目に見ればよく似たデザインである。 「ラハデン・エリコイス」のラベルを、かつて「カルヤラ」だと見誤っていたのだとしても、やむを得まい。



 参考までに上と同じ写真を、カラーモードを白黒(グレースケール)に変換して見てみたところ、緑色と赤色とではこのように違いが歴然と・・・・・いや、よくわからんね(爆)(そもそも問題の写真が撮影されたフィルムと撮影機材、気象条件や印刷物にしたときなどの複雑な影響があるので、飽くまで「参考」にしかならない)


 ようやく安堵の笑顔をもって、追い求めていたラベルのデザインや色調を手に取って確認することができた。 平和な日々が戻ってきた。

 ・・・・・と思ってたところが!
我々取材班は、とっても重大なことを見落としていたのである。

 先の「拡大した問題の写真」を見ればわかるように、我々の入手した瓶ラベルでは「内円内側が白い」部分(「LAHDEN ERIKOIS」と思しき文字も)が、写真では黒く写っているじゃないかっ!!(参照→先の写真

 そういえば「撃墜マーク」は、「LAHDEN ERIKOIS-I」だとステンマン氏も記述している(→よぉ読んどけや!)。 そして我々の入手した瓶は・・・・「III-レベル」(・・・・・あ゛!!)。
 フィンランドでは、ビールはアルコール度数によって、弱いものから順に「I」〜「IV」のレベルに分類分けされている(直接関係ない話だが、掛かる税率もアルコール度数が高いほど高くなる)。

 「I-レベル」のレッテルはどういう配色だったのか、web上で検索して確認してみたところ(例のビールボトル/ラベル・コレクターたちのサイトがけっこう存在するのだ(^^))・・・・・「白地に緑ヌキの文字」・・・・・つまり、

「I-レベル」のラベルデザインは、
「III-レベル」のほぼ図地転換になってた(!)。

 ・・・・・「エリコイス」のボトルを手に入れること(だけ)に躍起になり、ついにオークションで「エリコイス、キター!」と舞い上がった我々取材班。 しかし確認すべき事項はその銘柄だけではなかったのだ(;o;)

 我々の飽くなき追及の旅は、これからも・・・・・・
続く!(?)

と、終わらせてお茶を濁そうと思っていたら!!
・・・ついにキタっ!!



「BW-393の撃墜マーク:phase2」に戻る
「BW-393の撃墜マーク:phase1」に戻る
「空軍編」に戻る
「大物産展」に戻る