SAAB J-35BS ドラケン(DK-206)
と、シミュレータ
@ヴァンターの航空博物館

1970年にスウェーデンからの導入が決定し、72年にB型を7機リース購入、
74年に12機の「XS型(eXport Suomi=フィンランド輸出型」が
ヴァルメット社でノックダウン生産されました。
(これをフィンランドでは「S型」と呼称するようです)
さらに76年には24機のF型(「FS型」)、
5機の複座練習機型C型(「CS型」)が配備されましたが、
現在では完全にアメリカ製F-18ホーネットにその座を譲り、退役しました。

以下はヴァンターの航空博物館に展示されているドラケンです。




ワタシの大好きなDRAKEN!
北欧のウルトラホーク1号!
最初にフィンランドにやって来たB型のうちの1機です。


前部降着装置(前輪)。
その後にある小さなプロペラは、発電機用のペラ。



サザエの身をほじくり出したところ。
・・・ではなく、左舷エア・インテイクの中を覗き込んだところ。
奥に、エンジンのファン・ブレードが見える。



左翼内翼の付け根に内蔵されている、アデン30mm機関砲口。
(ただしここでは、塞いであります)
因みに、これが両翼に存在するのはB型以前の特徴(それ以降は右翼側だけになる)。


垂直尾翼の手前にある補助エア・インテイク。
「ここはモデラーの見せ所だ」と言いたげな(!)ディテールがある。



胴体中央上部にあるアンテナ。



胴体左舷。
というか左翼の内翼というか。



胴体左舷、コクピット下。
機体コード「DK-206」はステンシル、青い蛇の目マークはステッカーである。



部屋とドラケンとわたし。
思っていたよりはるかに小さい!
(高速道路からの離発着を前提に設計してあるぐらいだからねぇ)
ところで手前の柵(?)は無視しよう。



左側降着装置付近。 着陸灯がでっかい。



この博物館にはこんなモノも置いてある。
これは珍しい、純白のドラケンの操縦訓練装置(シミュレータ)。
機首をぶった切っただけにあらず。



後部には第21戦闘機隊のエンブレム。


中央航空博物館のドラケン(その1)も見る  中央航空博物館のドラケン(その2)も見る

中央航空博物館のドラケン(複座型)も見る  ドラケンのコクピットに座ってみる



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