野戦炊事車 m/29
フィンランド国産の「フィールドキッチン(野戦炊事車)」。
フィンランド軍では「soppakanuuna」または「soppatykki」=「スープ大砲」と愛称されたとのこと。
(ドイツ軍の「graschkanone」に通じる)
ヘルシンキ市内とスオメンリンナ島内の戦争博物館に展示されていますが、
ティッカコスキのサープラス・ショップに売りに出されていた(!)個体も紹介します。

おぉ飯炊き車!こんなマイナーな!
以下しばらく、スオメンリンナ島内の戦争博物館(manege)にて。

後ろから。
車体下部で開いている小さなハッチは、薪をくべる口のようです。
冬期迷彩のトラックが牽いている状態で展示されていますが、これまたシブいトラックなのです!
(→フォードv8木炭エンジン・トラックはこちら)

銘盤のアップ。正式には「kenttäkeittö M.29(m/29野戦炊事車)」というらしい。
「No.1/169(?)」ということは169台(以上)生産されたのでしょうか?
大きいなべが200リットル、小さい方が1つ当たり30リットルという、
フィールドキッチンとしては標準的なサイズであることが読み取れます。

炊事車本体を後方から。メインのなべ1つと、小型の保温釜が2つあります。
ところで同型のものが映画「Talvisota(ウィンター・ウォー)」や、
継続戦争を描いた同名小説の映画「The Unknown Sodier(若き兵士たち〜栄光なき戦場〜)」の冒頭に、
ほんのチラッとだけ出ています(ここの炊事車がその出演者なのかも)。
あんまり暗くて観難い写真ばかりなので、以下2008年に撮り直してきた(~~;)↓

いきなりブレてしまったm(--)m(やっぱりこの博物館、撮影難し!)

煙突の傘。
このm/29型の生産数は相変わらずよくわからないのですが、
sotamuseoの解説によると、野戦炊事車は戦前の1930年代に約1000台が配備されたとのこと。
ただし開戦後はそれでは不足だったものの、さらに量産するには資材不足だったとのことです。

車体前部右側。
薪割用の斧がOVMとして装備されている。

トラックに繋がる牽引具部分のアップ。

車体前方からのショット。

車体左側。こちらには大型シャベルが装備されている。

車体後端、左側から。

非常にわかりづらいですが車体前部の裏側。

さらに潜り込んで(!)、車体底部。

右側後方から。

画面左が前部、右が後部。
小さい30リットル圧力鍋のフタの開き方(閉じ方)に注目。
シチューをかき回す大型しゃもじ(?)にも「SA(フィンランド軍)」のステンシルがある!
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