レオパルト2A4(Ps.273-x)

砲塔を見物します。



砲塔前面、向かって右側より。
前縁上部の大きな四角い窪みは、
光学照準器にレーザー測距装置と熱線暗視装置が一緒になった主照準装置。
(最も被弾率が高い部分が最も精密って・・・)
主砲基部そばの丸いのは同軸機銃口。 砲身根元のシワシワ(~~)にも注目。
(クリックすると主砲基部のアップ画像が飛び出します)



主砲基部を左側面より。
こちら側にはサブの照準器があります。 そのカバーのディテールに注目。
(同軸機銃口もそのフタは、無くしてしまわないように細いチェーンで繋いである)



砲塔前面のアップ。 手すりは4本のボルトでガッチリ。
前面と側面での、複合装甲板のテクスチャの違いにも注目。
(前面はツルッツルだが、側面はボソボソ感がある)



その直上の砲塔天板。 目の前にすると、かなりだだっ広い(ここで一眠り出来そうだ!)。
丁寧な溶接線と、(薄くホコリを被っているが)半ツヤ塗料による塗装に注意。
(模型ではツヤ消し仕上げにした方が良さそうな程度のツヤ)



同じ方向から、車長用ハッチ周辺(手前に見切れているのは装填手用ハッチ)。
車長用ハッチ直前にあって、こっちを見ているのは回転式のパノラミック・スコープ。
無色透明のガラス面に、かわいらしいワイパーが付いています。
(因みにキューポラのペリスコープは青味がかっている)


砲塔後部側面両側には、上下2列の77mmスモーク・ディスチャージャー(発煙弾発射機)。



手すり付近のアップ。
手すりの後方に見えるのは、溶接で封印された給弾/空薬莢排出用のハッチ。
(レオ2初期生産型の特徴。ああ、お下がりなんだなぁ・・・としみじみ思ふ)


スモーク・ディスチャージャーのディテール。
その直後にある突起は、外部から車内と連絡を取るための電話のコネクタ。
ところで3色のNATO迷彩は、「緑→茶→黒」の順番に吹き付けられたことがわかります(!)。


下段の列。
一基一基のカバーは、細いチェーンで繋いである。

上段の列。
こちらはカバーを外した状態で展示されていました。
因みにカバーは黒くて柔らかいゴム製です。
(残念! 筒の中まで覗き込めなかった!)



砲塔に燦然と輝く、白地に青いラウンデル!
因みに、跳ね上げられたサイド・スカートの裏側のディテールも要チェック。



西ドイツ軍の黒十字を(べちゃべちゃっと)塗り潰して、青い蛇の目が貼ってある。
(因みにフィンランド現用車両の国籍マークは、ステッカーです)


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