番号札を渡され、席に座って待つことしばし。 出てきたのはまず、いわば「お通し」。 つ、漬物!?・・・いや、酸っぱくないザウアークラウトだ・・・アラビアのegoシリーズの器で出してくるという、こんなお洒落なラーメン屋は初めてだ! (ついでに、「ラーメンの先付けに漬物が出て来る店」も初めてだ・・・) |
来た・・・ラメン。 ・・・海老味。 汁・・・やたら黒いな(ワシが京都で一番好きな「○福菜館」っぽくていいじゃないか…と思ったが、新○菜館のように「見た目ほど濃くない」というのはあっても、「見た目よりも濃ゅい」というのは初めてだ!)。 それよりもしかし…ショウユかミソか聞いて欲しかったぞ、ラメン。 |
麺は・・・これは・・・ベトナムのフォーのような・・・いやいや、「ラーメン」と思うから色々要らんコトを考えてしまうんである。 これは、「ラメン」なのだ。 |
興味半分(怖いモノ見たさ)、ついでに注文した「miso soppa(みそソープ)」。 日本では決して注文しない取り合わせ:ラーメンと味噌汁。 耐熱グラスで来たこれは・・・み、みそ汁!? 緑茶に見えるが?! 持ってきたバイトの姉ちゃんに思わず「こ、これ・・・miso-soup!?!?」と聞いたが、姉ちゃん曰く「jo! miso-soppa.」。 断言されてしまい、返す言葉が無い。 問題の味の方は・・・「変わった出汁の味噌汁」と思えば味噌汁、「珍しい茶葉の緑茶」と思えば緑茶に思えるという、なんとも言えん汁(!)。 底に溜まっている緑色の味も、「粉末ワカメ」と思えば粉末ワカメ、「お茶っ葉」と思えばお茶っ葉、という摩訶不思議な・・・。 (実際には恐らく店員の間違いだったと思う。もっと研修とマニュアルを徹底しないと、バイトのスオミ姉ちゃんには、味噌汁と緑茶の区別がつかんぞ!) |
ヨメはんは苦虫を噛み潰しながら、それでいて笑いをこらえた…曰く言い難い、いぶかしげな顔をしながら、黙ってラメン(チキン味)を食べている。 一方、ワタシは嬉々として「こりゃマイッタ・・・あり得ない・・・絶対あり得なーい!」と大笑いしながら食っているのだが・・・隣のテーブル、男女3人のフィンランド人若者がこちらを見てニヤニヤしている・・・。 |
本物の日本人が、偽者の日本食を食っている様子がことのほかオカシイらしい(そりゃそーだろ)。 気付いたワタシが彼らに「どや、美味いか、その・・・ラメン?」と聞くと、「悪くないわ」と言う(えーーー)。 男子は隣で、なにやら不思議な麺類をフォークで食っている(「麺をすする」文化の無い国の人が食べているので、やたらと不味そうに見える(!))。 「それは何だ??」と聞くと、「roast chicken noodle」だとか言う・・・ひょっとして・・・『やきそば』のつもり!? ヤキソバを見たことのない人が、見よう見真似で再現するとこんな感じになる気がする代物だ。 |