T-26E(ヴィッカース6t戦車改)(Ps.161-?&-6)

「ヴィッケルス」6t軽戦車に搭載されたプトーやボフォースの37mm砲では非力であったため、冬戦争後に大量に捕獲したソ連軍のT-26軽戦車やBT戦車(と、その残骸)からもぎ取ってきた、45mm戦車砲を基部ごと搭載することにより、武装を強化したもので、フィンランドで独自に「T-26E」と呼称されています。
本家ソ連の「T-26軽戦車E(エクラナミ=増加装甲型)」とは別モノなので、表記する際には(そんな際ないか。。)注意が必要です。
改装される前のヴィッケルスの写真と解説もご参照ください。




戦車博物館屋外に展示されているヴィッケルスT-26E(Ps.番号不明)。




こちらも排気マフラーは欠損しています。




この車両がT-26軽戦車ではなくヴィッカース6t戦車であることを誇っています!
車体最前部に取り付けられている、英国ヴィッカース・アームストロング社の銘板。1939年11月、ロットナンバー1671の製品。
「フィンランドとビッカースの契約では、第3バッチ(最終)の到着が1939年1月のはずなのに、なにやってんのよ!>ビッカース」とは、かば◎氏の言(~ヘ~)




翌日スオメンリンナ島の戦争博物館内でもヴィッケルスT-26E(Ps.161-6)に遭遇。車長に挨拶しているところです(平均的な日本男性の身長のワタシとの比率が参考になる??)。




スオミ短機関銃の射撃ポートのカバーが開いています。もっと写真撮っておけばよかったとつくづく後悔。。。


オリジナル「ヴぃっけるす」も見る?
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