戦争博物館・潜水艦博物館・沿岸砲兵博物館(スオメンリンナ)
Maneesi/U-boot Vesikko/Rannikkotykistömuseo , Suomenlinna



 ヘルシンキのマーケット広場から出ているフェリーで片道約20分。 夏にはフィンランド国内外から観光客も多く訪れる、それでいて平和でのんびりそのもの、といった島です。 が、しかし! その正体は、その名が示す通り「Suomenlinna=フィンランドの城砦」=フィンランド湾を守る、またヘルシンキの最終防衛ラインとして、独立以前から沿岸砲兵の基地として運用されてきた「要塞島」でした。 城壁に囲まれたこの島は、島全体が「要塞博物館」といってもいいでしょう。 現在では島全体がユネスコの「世界遺産」に指定されています。
 島には貴重な軍事博物館がありますが、それら以外にも中世時代の文化遺産やスオメンリンナの風俗・歴史、ドールと玩具の博物館などもあります。

 「戦争博物館(sotamuseon maneesi)」は、規模的には小さいながらも希少な(AFVモデラーなら涙モノの)展示物があります(航空機はフォッカー連絡/訓練機があった)。 「maneesi」とは英語で「manege」、建物がもともと「騎兵馬舎」だったためにそう呼ばれているそうです。 所在地は「Suomenlinna Iso-mustasaari, rakennus C77」。 入館料は大人1人5エウロ(2015年のHP記載による)。

 「潜水艦博物館」は、潜水艦「ヴェシッコVesikko」(オランダで建造されたドイツのUボート:Typ.IIA級試作型CV-707)が陸揚げされてボンと据えてあり、狭い狭い内部を見学できる状態にしたものです。 夏季しか内部を見学することは出来ませんが、屋外展示なので冬期でも(雪を被った状態ですが)その姿を間近に見ることが出来ます。 所在地は「Suomenlinna, Tykistölahti」。 入館料(入艦料)大人1人3エウロ(2015年のHP記載による)。

 「沿岸砲兵博物館」は、独立以前からこの島を守ってきた(300年の歴史!)沿岸砲兵隊の史料展示館で、岩盤をくりぬいて作られていました(もともと弾薬庫かなんかだったのかも。で、照明が暗い暗いです)。 ここの玄関では、なんと日本製、明治時代の呉海軍工廠謹製の(有名な)砲が出迎えてくれていました。 所在地は「Suomenlinna Kustaanmiekka, rakennus A2」残念ながら建物の老朽化から、2007年に閉館してしまったそうです。 が、少なくとも一部の展示物は「maneesi」に移されているようです。

スオメンリンナ島戦争博物館HP:
http://www.suomenlinna.fi/kavijalle/museot/sotamuseon-maneesi/
スオメンリンナ島ヴェシッコ博物館HP:
http://www.suomenlinna.fi/kavijalle/museot/sukellusvene-vesikko/

開館時間(戦争博物館):
 5/9 〜 9/30→11:00〜18:00
(国防軍HP内の同施設案内も参考にした方が良いようだ)
潜水艦ヴェシッコの内部見学期間:
 5/9 〜 9/30→11:00〜18:00
※いずれも夏しか開館してないので注意!(日本のゴールデン・ウィークには閉まってる!日本人への嫌がらせか!)


主な展示物(「実車写真集」へ)


 冬はこのように凍ったフィンランド湾。 ひとなつこい海鳥たちの視線・・・。
 「こんな時期に島へ行っても、博物館は開いてないのに・・・ご苦労なこった」などと言っていたのかと思う。(1999年冬)
 あらためて2年後、夏の島に挑む男。 ロン毛だ。 今はもうこの男はいない。(2001年夏)
 沿岸砲兵博物館には古今東西、様々な種類の大砲がある。 そればかりか、島のあちこちに古い陣地が残っている(策のない崖っぷちや、足場が悪くかなり危険な場所も多いので注意)。(2001年夏)
 沿岸砲兵博物館には大砲だけはなく、歩兵火器もある(写真は継続戦争中、主に沿岸砲兵に支給されたFNブローニング自動小銃)。(2001年夏)
 沿岸砲兵博物館の各種フィンランド軍装。(2001年夏)
 島を歩いていると、突然このように潜水艦「ヴェシッコ」が出現する。 夏は内部見学が出来る。
 このまま波動エンジンでも起動して飛んで行きそうな、冬の凍てついた姿である。(1999年冬)
 念願の戦争博物館maneesiに入り、ヴィッケルスの車長と挨拶。(2001年夏)
 maneesiに再現された移動野戦外科病院。(2001年夏)
 "maneesi"に再現されている迫撃砲陣地と塹壕セット。(2001年夏)
 ヘルシンキのフェリー乗り場からスオメンリンナ島の方向を望む。
 金曜ロードショーのオープニングに使えそうなぐらい美しい風景である(!)。(1999年冬)


戻る