メインの展示ホール。 この十数年の間に、建物の規模が拡張されたようだ。 周辺は豊かな緑と、大きな空と美しい湖の青に囲まれることに変わりはない。 (以下の写真、2018年夏の撮影) | |
この時のテーマ展示は、「バス」(!)。 バス・マニアには、もーぉぅたまらない。 | |
1920年代から現代に至るまでの、フィンランド国内を走っていた路線バスのコレクションが集約されていた。 | |
1939年製ボルボのオムニバス、LV85。 冬戦争中の野戦救急車。 | |
保存状態も素晴らしく、存在そのものがムチャクチャ資料性の高い車両で、しかもそれを細部まで取材し放題なのだが・・・ いかんせん・・・困ったことに・・・模型化されていない(!)。 | |
フィンランドでナン丁目の夕陽だか知らないが、ボルボやヴァナヤの「懐かし系」の路線バス。 | |
出ました!!ラリーの聖地フィンランド、2016年にオープンした「ラリーの殿堂:RALLY HALL OF FAME」! この後、その規模の本気度と展示車両の濃さに驚くことになる(・・・つまり、ラリーカーが好きな人だけが泣いて喜ぶ)。 | |
殿堂入りしているラリー・ドライバー:歴代エースの紹介とそのスーツが並ぶ! コリン・マクレーとかカルロス・サインツ、ミシェル・ムートン・・・その他お歴々多数、そしてもちろんフィンランド人ドライバーの数が圧倒的に多い。 | |
あ!この人なら、知らない人も知ってるだろう、アリ・バタネン!・・・あのアリ・バタネンの実際のスーツが!(嬉泣) | |
特に60年代から80年代にかけて活躍した名車の数々。 アウディ・クアトロやフォード・エスコート、三菱ギャランにランチア・デルタ・・・等々、有名ドコロの他に、見たことないような車もある。 | |
例えば、手前は今は亡き東ドイツのトラバントP601。 ラリーカー仕様なんて見たことなかった。 | |
事故や教訓も忘れない。 クラッシュした後に丸焼けになったカローラWRC(!)。 2002年7月フィンランド国内のEXIDE Ralliでの事故車。 | |
乗り込むことが出来るボルボに、現地のドライバー:幼い息子とコ・ドラ:若いママ。 こんなツーリングカー・レースは見たいぞ。 (その後ろに見えるは・・・おお!今でも遊べる「セガ・ラリー」・・・懐かしーーー!!) | |
見たことないクルマも多い! サンビーム・インプのラリー・カーなんて初めて見た。 | |
昔からこうゆう裏方さん達があってこそのラリー・レース。 車やドライバーと共に転戦するメカニックも忘れてませんよ。 | |
「ラリー・カーのプラモとかミニカーとか、もぉ世界中で人気で人気で」と紹介するコーナー。 | |
別館は「Mobilia Classics」と銘打って、本館から2〜250mほど離れた別棟になる。 | |
とにかく膨大なコレクションの数々! 別館も圧巻だ(非公開になっている車両も、レストアやレンタルを請け負っている部門に事前に相談すれば運がよければ・・・ということがあるらしい)。 | |
民間車両以外に警察車両まで数々コレクション。 威圧的濃紺色のSAAB-99とか、純白のダッヂ・アスペンのパトカーとか。 | |
マンネルヘイム元帥が戦時中から(戦後に大統領就任式でも)愛用したパッカードV12、「SA-1」が! | |
惜しむらくはこの別館・・・照明が暗い上に、すべてガラス張りの向こう側に車列があるので(館内に誰も居なくてもセキュリティは万全!)、カメラの調整をしないと乱反射して撮影が難しい。 | |
さらに言うと、強化ガラスの向こうはもちろん入れないので、お目当てのクルマの後部を見たくても・・・見えない・・・なんとか見えそうな場所から望遠で・・・なんとかがんばってこんな感じ(でも元帥や大統領が邪魔しおる!(~~;))。 | |
まぁなにしろとにかく、かなりバラエティに富んだ珍しい車両が目白押し! ここも展示車両の入れ替えがあるので、(交通の便が良くなった今は)通っても飽きないだろう。 | |
周辺はまだこれからも開発・拡張する予定があるようだ。 そんな場所で見かける(日本では決して見かけない)重機もカッコイイぞ。 | |
夏のフィンランド国内のあちこちで目にする、美しい紫の花の群生。 「maitohorsma=ヤナギラン」というらしい。 (長い間「吹雪超獣フブギララ」を「フブギラン」と覚えていたことを、突然思い出したぞ←怪獣消しゴムの足の裏のせいで) | |
腕に「幸福の黄色いテントウムシ」が飛びついてきたので、そのままくっつけたまま旅を続けた。 |