自動車・交通博物館(カンガサラ)
auto- ja tiemuseo:MOBILIA , Kangasala



 タンペレ市内から約20km、カンガサラKangasalaという町にある、知られざる北欧最大の自動車博物館
 ただしはじめに言っておきしょう・・・・・カンガサラまではともかくも(我々はタンペレから路線バスに乗った)、その町の中心からこの博物館「MOBILIA(モビリア)」への交通手段が・・・・・ありません(!)。 「北欧最大を誇る自動車博物館なんだからシャトルバス、或いは路線バスぐらいは通っているだろう」と思っていたのですが・・・・・甘かった!
 バス・ターミナルで井戸端会議をしていた、いずれも50歳代以上の町の住人と警察官に聞いてみたところ、(なんとフィンランドでは珍しいことに)英語が通じる人が居ませんでした(警官はフィン語以外にドイツ語なら少々わかると言うが・・・)。 「旅行者インフォメーション・センター」を示す「info」という単語が通じなくてエライ弱りました(あの保安官、東洋の黄色い猿が嫌いでイジワルをしていたのか!?)。 「えらいイナカに来ちゃったな〜」って感じだ! そしてようやく見つけた旅行者インフォメーション・センター(最寄のホテルが兼任)からなんとか聞き出しても、「そこ(バス・ターミナル)から4〜5km離れた所にあるのだが、バスなんかありゃしない」とのこと。 それどころか逆に、「自転車を持ってきてないのか?」と聞かれる始末!(持って来るワケねーだろっ!・・・・・どーでもいーが、「information」「理解不能」さらには「自転車」というキーワードと、なんとも美しいその石造りの町並みも含めて、心なしか(プリズナーNo.6の)『村』のような印象! 英語がわからないという警官のアヤシイそぶりも「どっちの味方だ!?」って感じだ。 このままこの町を離れられなくなるのではないかという不安がふと心を過った(~o~;))
 実際に行ってみた結果だとわかるのですが、確かにサイクリング・コースとしては距離も風景も最適だと思います(あんな美しいコースは他に見たことがない!、と言っても過言ではない)。
 博物館のウリのひとつに「風光明媚な港を設けておりますので、自家用ボートでもお越しください!」・・・ってそんなコト言われましても・・・(~~;)

 あいにく自転車を持って来ていない我々は(当たり前だ!町にはレンタ・サイクルもないようだ)結局、タクシーで行くしかありませんでした(片道10ユーロでお釣りが来るか来ないかという料金・・・しかもこの『村』には2台しかタクシーが無かった!・・・・・残念ながら、ミニ・モークではなかった)。 「交通博物館の交通の便が悪いたぁ、ナニゴトかーっ!」と怒りたくもなる人もおられることでしょう(いやはやまったく!)。 これが日本なら、もっと過剰なまでの客寄せをしているところでしょうが、敢えてそれをしないところがフィンランド。 ゆとりがある(←あり過ぎ!)。 経営・維持は大丈夫なんだろうかと、老婆心ながら心配になってきます(←どうも要らぬお世話のようで、創設者はフィンランド自動車業界では著名なSallinen夫妻、大富豪たる人物の基金・財団らしい)。 なお所在地でいうと「Kustaa Kolmannentie 75」になりますが、「もびりあ」と言えばその場所は通じます。

 ようやく辿りついた博物館はキレイで近代的(展示のディスプレイは前時代的・・・と言えなくもない)。 カフェテリアとミュージアムショップも充実(ミニカーや絵皿など自動車をモチーフにしたグッズのほか、貴重な資料となる書籍が豊富!お陰で散財することウケアイ!)。 入場料金は大人1人11エウロ(2014年のHP記載による。6ユーロだった2004年春に比べると・・・)。
 しかし展示物(すべて屋内展示)は、「北欧最大」と聞いていたワリには少ないように感じます。 ここで見られると思っていたキューベルヴァーゲンは?ビュッシンクNAGは?テンポG-1200は? 無いじゃないか!? ・・・・・これはどういうことかというと、実は(あまりにコレクションが多いので!)毎年テーマを決めて入れ替えているのだそうです(収蔵品点数は膨大でしかも珍しいものばかりのようですが、残念ながらそれらは非公開。学芸員のお姉さんに「お願い♪」してもダメだった(~~;)。実際のところは、「収蔵品点数が北欧最大」と言った方が適切なように思う)。 見学を目的とする特定の車輛が展示中かどうかは、訪問する事前に問い合わせておいた方がよさそうです。 しかし、自動車好きの(それも「どマイナー」で「ヘンなクルマ」に思い入れのある!)人なら、間違いなくここで面白いモノが見られるでしょう。
 そして、まるでキシリトールガムのコマーシャルの中から飛び出して来たような美しい自然の風景! 素晴らしい!

 なお近隣には姉妹博物館たる(実は両方併せて「MOBILIA」と呼ぶらしい)、もう一つ自動車博物館「Vehoniemen automuseo(ヴェホニエニ自動車博物館)」(そのHP。のほほん家族経営って感じだ(^^))があることを事前調査の情報で掌握していたのですが(実はこっちの博物館の方が古いらしい)、MOBILIAから更に数km離れているということで、気力と体力(と財布の中身)が続かず断念。(~~;)

シャトルバス(というか1950年代のボンネットバスをレストアした「博物館バス」)が実はあるらしいのだが、その手配のし方や料金が不明。 町の住人も知らなかった・・・! 団体客の予約がある時にしか動かさないのかも知れない(確かに個人で訪問する見学者は少ない。あまりにも少ない・・・)。 できればケーターハム・スーパー7に乗って来ると、さぞや気持ちよい(そして間違いなく似合う!)『村』だと思う(!)。


開館時間(HP記載の2015年の予定。イベントや祝日、クリスマス週間の休館日があるので注意):
 1月 〜 5/31→毎日10:00〜16:00
 6/1 〜 8/14→毎日10:00〜18:00
 8/15〜12/19→毎日10:00〜16:00

自動車・交通博物館HP:
http://www.mobilia.fi/


主な収蔵展示物(実車写真集へ)


 博物館の玄関。
 いっちょまえに(!)マスコットキャラクター「ピエロ君(?)」がお出迎え。
(以下の写真、2004年春の撮影)
 広大な敷地内には、安心して子供達を遊ばせておける公園。 そして広大な湖。 雄大な自然。
 とにかく風光明媚。 言葉が出ない。
 ・・・・・フベンなトコなんだけど。
 1920年代のクラシック・カーあり(このメルツェデスの奥にあるのは、マンネルヘイム元帥が乗っていたというロールスロイス・シルバーゴースト)。
 モータリゼーションの歴史がよくわかる。
 ワリと最近(といっても60-70年代だねぇ)の車も数々。
 オートバイも数々あり(やはり60-70年代がメイン)。
 ランド・ローバーか。
 「ローバー」・・・・・「白い風船玉」ではなくて良かった。(←!?)


戻る