ランツベルク・アンティU対空戦車(Ps.455)

スウェーデンのランヅベルクL/62対空戦車。フィンランドでは、「アンティ」「ランヅベルク」「ITPSV(「対空戦車」の略称)」などと呼称されました。1942年に、武装なしの状態で6輌購入。到着後、手持ちのボフォース40mm機関砲を搭載されたそうです。
本家スウェーデンには現存していないのに、戦車博物館に2輌あり、対空兵器博物館にも1輌が保存・展示されています。ハンガリーのニムロッド対空戦車は本車のライセンス生産型(ただし外観やエンジンに違いがある)。





屋外展示車両。足まわりはハンガリーのトルディなどと似ていますが(そりゃ元ネタが一緒)、転輪直系などが違うそうで、キットのない本車をスクラッチするのは非常にヤヤコシいことになりそうな!)。




同車右後方より。機関室グリル後方のルーバーが、鉄板で塞がれてしまっています。



こちらは屋内展示車両の砲塔正面。




砲塔&車体上部を後方より。




操縦席ハッチの内側。ただズラして開くだけの、何の芸もない(←失礼な)構造です。




車体右側の前照灯。




車体下部右側の牽引フック。




車体後部左側。屋外の車両と違い、こちらは機関室グリルのルーバーが残っています。
それにしても「この広いホールの一角にスシ詰め」にするフィンランド人てば。。。(涙)




スオメンリンナの戦争博物館に展示中のボフォース40mm高射機関砲。
この砲がアンティに搭載されたわけです。


→らんづべるく・あんてぃ、もっと見る
(対空兵器博物館の展示車両)



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