WÜRTZBURGレーダーD型"Irja"

高射算定装置「ラムダ」と共に、ドイツから輸入された電探:対空レーダー。
フィンランドではこれを「Irja(イルヤ)」と呼んで、防衛したのでした。
写真はティッカコスキの中央航空博物館に展示されているもの。




フィンランド側名称「tulenjohtotuka m/39(射撃統制レーダー39型) "Irja"」。
コマンドゲレート40と同じく1943年に、ドイツから6基が輸入された。



台座とステップ部分はコマンド・ゲレートと違って「スノコ」状になっている。
(2004年の撮影当時、館内にテーブルなど置いてなかったため、
カメラのフィルム交換する時にこの台座のステップが便利だった!)



博物館の入り口のゲート近くには、戦後の、より大型で近代的なレーダーが置かれている。
展示物というよりは「冷戦期の遺跡」であり、博物館の恰好のランドマークとなっている。


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