かさぱのすとちぱの
雑 記(Private log)



家長私的記録 夢中暦200707.06

【一年ぶりに更新の本コーナー。管理人は、生きていた! ホームページの更新はおろか、BBSのレスポンスもままならない状況なことについて、ここでは多くは語るまい。 サイトにお越しいただいた方々や応援してくださっている方々には失礼千万、誠にもって、anteeksi!)】


 2007年、正月、ラップランド、イナリ湖畔。
 人生を見つめ直したいとき、フィンランド人は一人で森に行くという(そのまんま「帰ってこない」ケースも多い(ーー;))。
 ワタシもひとりで森に行くことにした(いやただ単に、ぼーーーとしたかったから)。 ひとり夜の林道を歩く(もっともここではこの時期、毎日「夕方」と「夜」の繰り返しなんだが)。 今回は森の中へポータブルCDプレーヤー(with自分で編集したCD)を持参して、お気に入りの歌を(大きな声で)歌いながら歩くことにした。 「♪歩いぃてるう!」(ところで、娘。の歌で「これはいい歌だ!」と思ったのはこれが初めてである)

 さて今年の冬は世界的な暖冬で、ご当地でも−10度前後の気温で雪も非常に少なかった(「こんなのはラップランドじゃない!」というぐらいに雪が少なかったのである)。
 ところがどうしたことか!・・・・持参した(天下のSニーの)Dスクマンは、−10度の中で機能不全を起こした。 プログラムもしていないのに、何をどうしてもCDの中の「ある1曲」しか再生されなくなってしまったのである。 曲を変えるはおろか、停止のスイッチさえ利かない・・・・・。

 真冬のラップランド・・・鬱蒼としたひと気のない林道・・・深夜の月明かりのもと・・・えんえんと・・・ニャンギラスの「わたしは里歌ちゃん」を聴かされるということがどんなことか、それは体験した人でなければ想像がつくまい(!)。
(なんでラップランドで聴くナンバーにニャンギラスを選んだのか、後で考えると自分でも理解しがたい)

我が家ではすっかりお気に入りの町、イナリInari。
ラップランドでも北の最果てに位置する町のひとつ。
この時は満月。
本当の「月明り(だけ)の夜」を、今の日本で体験できるだろうか。
心に「やましい」ところのある人間は、夜のこの林の中で恐怖を感じることだろう
(ワシも実はちょっとコワかった(ーー;))。

ここもすっかりお気に入りの宿:
「Inarin Kultahovi(イナリン・クルタホヴィ)」。
左に見えているのは当ホテルのサウナ小屋である。
イナリ川に面した側の部屋もいいが、
今回の部屋からは、運が良ければ
「真っ裸でサウナから飛び出すネーちゃん」を一望できる(?)。
(運が悪かったので、フランス人のオッサンしか見えなんだ)
黒電話・・・って、ナツカシやないか!
こじんまりとした、実に快適な客室である。
デスクの上に置いてあるのが、問題の起きたDスクマン。
(その後、何事もなかったかのように回復)
雪原でのアクティビティーに不可欠!とサングラスも持参したが、
よく考えてみると、この時期では不必要可欠である。
(えりりんの眼鏡ケースに入ってるぅ)


 この町で経験したことや、ホテルで起きた事件(!)など、いろいろ書きたいこともあるのだが、それは次回の講釈で。(←いつ??)(か)


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