例えば1996年冬、成田発。 そばつゆと醤油の区別がちゃんと付くようになった(!)。 蕎麦には、錦糸卵(のようなもの)が乗っており、きざみ海苔以外のバリエーションがあることがわかる。 またこの頃には、すでに肉と魚を選ぶということは出来なくなっていたが、味は確かに美味かった。 デザートのケーキは甘い甘いけれど、カロリーとか血圧とか気にしたことのない甘党のワタシにとっては、歓迎すべきものだった。 (最悪の経営状況だったと推察される年には、デザートが「キットカット」だったことがある。この時はさすがに驚いた。「(上空1万mだけど)降りてもいいですか?」と聞きそうになった(!)) |
また例えば2004年春。 客室乗務員らの相変わらず質の良いサービスにはたいへん満足ですが、経費削減のために、とっくに「本日のお献立カード」は無くなり、メニュー・チョイスも全く出来なくなった。 さらには・・・たまたま偶然だろうと思いたいが・・・前年の渡芬時のメニューと変わりが無かった(!)。 上の写真は成田発の夕食。 ライスがメインで、みんな大好き・・・カレー・ライス!・・・しかし如何せん、ライスはジャポニカ米ではなくインディカ米、カレーは「ルー」ではなく「ソース」みたいなもの。 そして夕食も朝食もこのタイ米ライス(下の写真。ご飯の上にボイルした野菜、テリヤキソースをかけて日本人はよく食べま・・・せんよ!)。 ハッキリ言って・・・ヤになってきた。 |
その後の数年間、渡芬の度に何度も左写真のようなメインディッシュが供された。 このメニューが正式には何と呼称されているか、フィン・エアにおけるコード・ネームなど知る由もないが・・・見た目と味は・・・見よう見真似で作った「カツ丼」?「親子丼」? 「カツ丼」を見ながら「親子丼」を作ったら、「うな丼」が出来あがりました ・・・という奇跡的な状況がこんな感じだろうか??(シーリングには「fish」と記されており確かに、刻んだ鰻の蒲焼が入っていた。お世辞にも美味いと言おうとしたが…不味かったとしか言えない) コレが何度か続いたので、絶対の禁句「アエロ・フ○ートに乗り換えてやろうか」と真剣に考えたことがある(!)。 |
例えば2010年春。 ヘルシンキ発の帰国便にて夕食。 しばらく忘れていた、客室乗務員の「beef or chicken?」などという台詞が聞けるようになり(!)、この時ワタシは「beef」を頼んだ。 来た・・・シーリングを見ると、なんと「Beef Yakiniku」と書いてある! シベリア上空1万mで、焼き肉が食えるなんて! おお神様! |
やっちゃった! 間違いなくBEEFだし、味も悪くないんだ・・・。 しかし・・・しかしヤパニライネンの考えるYAKINIKUとは・・・悪いけど・・・違う! まったく違う! |
世界一美味いフィンランドのマッシュ・ポテトにエンドウ豆。 「焼き肉のタレ」ってなぁ・・・テリヤキ・ソースと違うんやで・・・。 どんなモンか、今度送ったげよか・・・? |
すべての座席にモニターが付き、美味い機内食に舌鼓を打ちながら、好きなプログラムを好きなように楽しめる。 (妻は往復寝ずに「su-doku」をやり続け、ワタシは傑作映画:超大作「Tali-Ihantala 1944」を、往復で9回ぐらい観たことがある(~o~)) |
「接続しなさい」! ・・・誰かツッコんだれや(--;) |