フィンランド国鉄の普通(各停)列車
VR:n local train

・普通電車しか停まらない駅駅:
 こちらは世界遺産の古教会のあることでお馴染みの(?)、フィンランド中部、ペタヤヴェシPetäjävesiの駅。
 普通列車(各駅停車)しか停まらない駅です。 改札とかそーゆーものはありません(!)。 乗車券は実際に電車に乗ってから、巡回して来る車掌さんから購入するのであります。
 寂しい・・・・・ほんとうに誰も居ません。

※・・・・・という写真を撮ろうとしたら、町の住人:一老夫婦がやって来た。演出は台無しになったものの(!)、実はちょっと安心した。

・機関車:
 そのペタヤヴェシからユヴァスキュラまで乗ったのがこの列車。 古式ゆかしいディーゼル機関車が牽いておりました。
 機関車のメーカーは、「Tampella(タンペラ)」。 この重機メーカーは、実はタンペレの陸軍砲兵工廠の流れを組む兵器メーカーとしても有名なところです。 機関車も作っていたんですなあ。

(余談ながらイスラエルの有名な大砲メーカー「ソルタム」は実は、表立って兵器を輸出しづらい立場だったこのフィンランドの企業が、冷戦たけなわの頃に設立した子会社であるそうな・・・)

・芬蘭の車窓から:
  目的地に着くまでの間、いつまで経っても長閑な田園風景。 圧倒的に美しい景色。 そして森と湖と草原の連続に継ぐ連続。 冬の雪景色もまた然り。 口を突いて出て来る言葉と言えばいつも、「いい景色だねぇ・・・・」。
 しかし・・・・・・・・・・いい加減、飽きてきます(!)。

・座席のテーブルの怪:
 その客車の座席にて(恐らくこの客車はソ連製、もしくは古〜いフィンランド製のものかと思われます)。

 持ち込んだお菓子や飲み物などを手元に置いておきたい、そんな時。
 目の前の席の背もたれの裏(のスリット)には、反り返った板(テーブルだよ)が入っておりまして・・・
 引き出してはみたものの、それを固定させる場所が見当たらない(!)。
 どこかに引っ掛けるための脚(末すぼまりのハの字になってる)はついているのですが、目の前にもどこにもそれを差し込めそうな場所が見つからない。

 どうしたらいいんだと途方に暮れていたところ、自分の席の肘掛両先端に差込口があったのでした。 しかしその位置では、低い低い! 太ももがつっかえるぐらいに低い低い。

※ドギマギさせられたワリにはショーモナイ落ちだったので(!)、写真には撮らなかった。


「大物産展」に戻る