フィンランド新幹線「インターシティ2」
VR:n Pendolino

・ヘルシンキ中央駅:
 ヘルシンキ中央駅の構内。
 以前は、「(ヨーロッパでも今や珍しい)屋根の無い駅」だったのですが、2001年だったか、ついにガラス張りの屋根が取り付けられました。(2001年冬の撮影)

・フィンランド新幹線:
 そしてこれがフィンランドの新幹線とも呼びべき「インターシティー・2(略称:IC2)」(2002年夏の撮影)。
 イタリア&フィンランドの協同開発(イタリアとフィンランドの関係といえば、戦争中のフィアットG50と魚雷艇のことしか思い浮かばなかったワシ(~~;))

 我々の乗る「2号車」の客車の前に来た(IC2は全席指定席)。
 乗降口のドア・・・・・・出発にはまだ時間があるのに、すでに閉まっている。 ドアの前にいつまで立っていても、車掌さんが開けてくれるわけではない。 他のドアの前でボタンを押しているフィンランド人が・・・。
 つまり乗降口のドアは・・・、
 各自で開け閉めしてください
 ・・・ちゅうこっちゃ。(「新幹線」なのに!)

 しかしその開け方が、初めての外国人にはわかりづらい! 実はわかりやすい緑と赤の上下のボタンがあるのですが、緑を押すとドアが開くのです(放っておいても自動的に閉じるので、基本的に閉じるボタン:赤を押す必要はまずありません)。
 内側から撮影したところ。
 目的の駅に着いても、ドアが開きません(!!)。
 つまり基本的に大きな駅・終点(ぶっちゃけヘルシンキしかない)以外では、降りたい人が中からor乗りたい人が外から、ボタンを押してドアを開けるのです!

 そもそも乗降客の数(そもそも「人口」と言ってもいいだろう)が少ないということと、冬期の暖房効果を保つためにそうなっているのでしょう。 この方が合理的です(日本の新幹線や特急では考えられないことだが!)。

・お子様列車:
 列車には「お子様列車」が連結されている。 ヤンチャで暴れ盛りの小さな子達を同伴している場合でも、旅行中にここで遊ばせておけば安心。 普通に座席もあるので(我々が駅で手配された指定席も、この「お子様列車」の中だった!)、親もその様子を見守りながら快適な旅が約束されるわけです。


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