4輪かと思ったら6輪トラック、 いや8輪!14輪だ!
Suomen 6,8----ei,14-rad vaunu

 フィンランドで見かける大型トラックはVOLVOやM.A.Nやベンツ、そして国産のSISUが多いのですが、町をしょっちゅう行き交う大型ダンプカーの一部を何気に見ると、一番後の車輪がなんだかオカシイ。

 この写真では手前のクレーン車が邪魔になっていますが、よく見ると最後尾の車輪だけが、宙に浮いています(!)。

 わかりやすい写真が撮れました。 6輪トラックかと思ったら8輪トラック!
 通常は4輪で走行し、積雪時などには6輪に早変わりするという、ソ連のBRDMかキャプスカのSPVか!?というシステムなのですねぇ(←例えがわかりにくい!)。
 ひょっとすると日本でも、北海道のトラック業界などでは、割りとメジャーなシステムかも知れませんが、私はフィンランドで初めて見たのでびっくりしました。
 さらに驚くべきは、6輪のトレーラーを牽いているので実質14輪以上のトラックも多い!(そして最前部車輪以外はダブルタイヤ)
 冬の雪上を走る際のみならず、夏でも重量のある貨物を積載している場合は、こうして接地面積を増やすワケですね。 北欧トラック野郎の知恵。
 いきなり目の前を走り抜けるその巨大な龍の如き姿は、かなり異様。 街中を走るには(右折・左折など)、相当な運転技術を要することがわかる。

 「走行中の姿」を激写!(2004年春、路線バスの車窓より撮影)
 後部前軸の車輪が回っていません。 実は最後尾の車輪も上に引き上げられていました(上の写真のトラックと同じ姿)。

 しかしこの(補助)車輪を実際に降ろしている動作シーンには、まだ遭遇したことがありません。 どのように降りてくるのか(運転席からの遠隔操作か?はたまた手動ハンドルでグリングリン降ろすのか?)、一度見てみたいものです。


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