ぶっちゃけフィンランドでスタトレは、「スターウォーズ」ほど人気がありません(おお、日本との新たな共通点がまた見つかった!・・・ぜんぜん嬉しくない)。 フィンランドのスタトレ・ファンはいったいどういう活動とコレクションをしているのでしょうか(果たして、そんなトレッカーが居るのかどうか!?)。 それまでワタシが、幾度の渡芬経験の中で唯一目にすることが出来たスタトレグッズは、ストックマン・デパートの玩具売り場で見かけた、アメリカ:amt社製の「Kazon ship」のプラスティックモデル、その山と積まれた膨大な売れ残り(!)しか見たことがありませんでした(ケイゾン艦以外の商品は皆無! USS.ヴォイジャーはきちんと売り切れたものと信じたいが・・・umm)。 さて写真は、初めてフィンランドで購入したスタトレグッズ! TOSネタじゃないか! しかもなんと、海外でも通じる日本語:「NINTENDO」!手の平サイズの白黒液晶小型ゲームボーイです。 もちろんフィンランド製ではなく、「ニンテンドーUSA」の製品ですが、日本の元祖「任天堂」の製品にはこんなモノないぞ!? 内容はいたってシンプルな「インベーダーゲーム」で、USS.エンタープライズ(自機)を前後左右に動かして光子魚雷を発射、敵:クリンゴン艦隊の攻撃をかわしつつ撃破して行くという、トレッカー萌え萌えのゲームです(それを巷では一般的に、「くそゲー」とも呼ぶ。失礼な!)。 イタケスクスItakeskus(ヘルシンキ郊外)ショッピングモール内の玩具店の、「半端モノ大特価特売コーナー」で発掘・・・15ユーロ85セント(当時約2000円・・・またアホな買い物した)。 「とりあえず空いたスペースを埋めるために書いておきました」と言わんばかりの、「Beam me up!(転送!)」という名文句も、フィンランドのお子達には通じなかったようで・・・ |
北極圏のイヴァロIvaloからヘルシンキまで乗った、フィンエア国内線のエアバスA300(写真はイヴァロ空港でカメラを向けたところ、なんと珍しく両手でピースサインをした同行の「かさぱのす母」。どういうつもりだ。柄にもない。恥ずかしいったらありゃしない)。 実はこの型の機内では、ワタシのようなトレッカーはウハウハになれる。 もちろん、飛行機が離陸する瞬間に 「Engage!」 ・・・と、いちいち口にしてしまうのはお約束として、それ以外に・・・ |
客席の頭上に、なにやらフタのようなものがある。 有事の際に酸素マスクが飛び出して来るのだろうと思っていたら、タキシング直前になんと「うぃ〜〜〜ん」と、モニターが目の前に降りてくるではないですか! 写っているのは、これから離陸する機首前方の滑走路です。 これでは、思わず叫ばずには居られない!: 「スクリーン・オン!」 「メイン・ビュウワー!」 ※因みに着陸直前にこのモニタに映るヘルシンキの地表の映像は、この国の歴史を学んでいる人間には、たいへん感慨深い。高度数百mからのヘルシンキの姿というのは、戦争中に侵入して来たソ連の爆撃機が捉えた目標の姿そのものである。また、それを迎撃した芬空軍パイロットも目にした光景である。慎み深く考えさせられる光景だ。閑話休題) |
因みに2003年現在フィンランドのTVでは、スタトレ・シリーズのレギュラー放送はされていないようだ。 かつては「宇宙大作戦(TOS/クラシック)」が放映されていたとの、ぴえのいす・おじさんによる証言がある。 また1999年には、「Channel Nelonen(「第4チャンネル」の意)」が、「ヴォイジャー(VOY/VGR)」を第1シーズンから(きちんと最終話まで?)放映したらしきことは判明している(だからケイゾン艦を大量に入荷していたのか!って、いみじくも「ストックマン」とは言え「在庫」し過ぎ(~~;))。 しかしそれ以外のシリーズ(「新スタートレック(TNG)」、「ディープ・スペース・ナイン(DS9)」、そしてもちろん最新の「エンタープライズ(ENT)」)は、TV放映されたことがあるかどうかさえ確認出来ていない。 映画は劇場公開されているようだが(フィンエアの機内上映でも採用されたことがあるそうだ)、しかしTVでの認識基盤(特にTNGの)がもともとないので、とても大ヒットは期待できそうにない・・・。 なんだか版元の放映権や著作権利料が○○なことになって××していることが漏れ伝わっているが(一番スタトレの教義に反しているのはヤツらだ(←って何だよ誰だよ))、豊かな自然と宇宙、そして人情溢れるこの国:フィンランドにも、「(スタトレで教えられている)宇宙的規模の教義」を伝えて欲しいものだと、痛切に願う(などと、「スタトレとフィンランド」にムチャクチャ非論理的なリンクをして結ぶ(!))。 ※スタートレックの著作権はViacom CompanyのParamount Picturesが有し、当サイトに著作権をおびやかす意図はありません。 This page does not intend to infringe upon the Star Trek copyright held by Paramount Pictures, a Viacom Company. No copyright infringement intended. (って、こんなページでもいちいち書かなアカンのん?) |