お手洗い
suomalainen WC

清潔なトイレで安心して用を足すことが出来る国・・・フィンランド
(↑そーゆー紹介のし方はどーだ??(~~;))
都合によりお便所の画像ばっかり続きますので、どうぞそのあたり予めご了承願います・・・!

・ホテル・クムルス(ハメーンリンナ)のトイレ:
 左の写真はホテル・クムルスcumulus・ハメーンリンナ(cumulusは全国に展開している)の客室のバスルーム(の便座)。

 便器は(またしても)陶磁器最大手のARABIA製だ。 男子は(よほどの事情がない限り!)使うことのない装置も設置されており、トイレのシステム一式として気が利いているといえる(このホテルに限らず、大概の場所のトイレが気が利いている国だ)。

 因みに水を流すときは、便座後方のタンク上部に飛び出しているノブを引っ張り上げる(大とか小とか関係ない)。 フィンランドではごくありふれた形態の便座である。

 ・・・・が、両脇に金属製の奇妙な支柱がある。
 面白そうだ・・・折り畳まれているので展開してみよう。
ジャ☆キーンっ!
(実際には「ぎぎぎーーーっ」というイヤな音だったが(~~;))

 脚の悪いお客さまでもこの「肘掛」を利用することにより、腰掛ける/立ち上がるのが非常に楽チンになるのである!

(左隅に見えている「シャワーを浴びるときに使うといいイス」も相俟って、「病院」のような雰囲気がしないでもないが!)
 これらの「ひとに優しいシステム」を全客室に完備しているのは、お見事。


・非常用呼び出しボタン:
 さらにこのホテルの客室には、「緊急用呼び出しボタン」がある。
 (上の写真でもペーパーホルダーの下にボタンが見えているが)トイレのみならず、洗面台や部屋の玄関、ベッドの脇にも設置してある。 (治安のよいこの国では)「強盗に押し入られた際の」という意味よりも、老人や脚の不自由なお客様が気分が悪くなった/倒れたときのために配慮してあるもののようだ。 有事の際にはフロントから係員が飛んできてくれるに違いない。
 清掃中の隣の部屋も覗いて見たが(!)、どうやら全客室にこの装置が設置してあるらしい。 さすが福祉に徹することのできる国! どこに現実的な設備投資すべきかをよく理解しているホテルだと言えよう。
 ただ不思議なのは、2つあるボタンのうち赤い方「HÄTÄKUTSU(緊急/非常召集!)」は理解できるとして、「PALAUTUS(帰頭/戻る)」というボタンの意味がよくわからない。
 「呼んではみたものの大丈夫そうだから、やっぱり結構です。さぁ、とっとと帰れ!」という時のボタンなのだろうか??(んなバカな。恐らく、単にアラームを停止するためのボタンかと思われる) 残念ながら幸いにして、我々がこのアラームを使用することはなかった。


・有料公衆便所:
 ポルヴォーPorvooの町のバス・ステーションのトイレ例。 例の「肘掛」や「男子は使わない装置」、荷物を置くための台や赤ちゃんのオシメを換えるための台もあり、広くて清潔。 もちろんこの空間を一人で占有できる。

 ただし有料であり、バス乗り場兼売店のお姉ちゃんに使いたい旨を言うと、遠隔操作で電磁式ドアロックを外してくれる(いくらお姉ちゃんがカワイかろうが、頭に来るぐらい無愛想なヤツだろうが、「オレはウン○したいんだ!」とお願いしなければならないのはツライものがある。 が、そうも言っていられない!)。
 このシステムの有料トイレは他に、電車の駅などでも経験済みだから要注意。 エストニアのタリンでは、ショッピングセンターのトイレも(日本では考えられないが)このシステムだった。

 尚このトイレの利用額は1ユーロ(当時のレートで約137円・・・これほど高いと思った137円はない!しかしその時の必要度からすれば、仮に10ユーロと言われても支払っていたことだろう!)
 クヤシイから写真に撮ってきてやった。


・有料公衆便所(パターン2):
 一見すると「アイスクリーム屋のスタンド」「宝くじ売場」のようにも見える有料公衆便所も都市の中で見掛けるのだが、残念ながら(幸いにして)我々はまだ使用したことがない。 システムもよく理解していない。 いずれ講釈したいと思う(トイレの画像ばっかりで気分悪くなってきた)。


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