フィンランドのセーラー○ーン!?
Suomen SAILORM**N !?


 最初の渡芬の際(1995年末)だったか、サーリセルカSääriselkäのスーパーマーケット(今では「デパート」を自称するほど大きくなった!)で見つけたオモチャ。

 話はぜんぜん違いますが、ワタシは「セーラームーン」の大ファンであります。 志穂美悦子さまやスケバン刑事、現実社会において口にするのは、正直こっ恥ずかしい「愛と正義と友情」を実直過ぎるまでに描き通した、これら「少女活劇」が好きなのであります。 そしてその「セーラームーン」のアニメはフィンランドでもTV放映されたことがあり、多くの少女達(と一部の青年達)の熱血と涙を誘ったと聞き及んでいます・・・・・。

 さて、まったく関連性のないこのフィギュアセットに話を戻します。
 最初にこれを店頭で見たときは、「おお、さすが世界に冠たるジャパニメーション!早くもフィンランド上陸、商品展開までされているのかー!」と驚いたのですが、よく見るとなんか違う・・・・。
 商品名は、「Sailor Sweetie」となっており、
  ・ロングヘアの赤い戦士
  ・金髪ツインテールの戦士
  ・ショートヘアの青い戦士
  ・金髪ストレートのオレンジ色の戦士
  ・ピンクのリボンの緑色の戦士
  ・小さなピンク色の戦士・・・・・・

これではまるで、
「セーラー○ーンR」みたいじゃないですか。(←!?)
 なにを言ってるんですか。「セラ○ン」とはぜんぜん違うキャラクターじゃありませんか。 コスチュームの配色はともかく、腰周りの裁断形状がビミョーに違うし、「スウィーティー・マーズ(勝手に名前をつけた)」は「ハイヒール」ではなく「ブーツ」を履いてます(!)。 そしてなによりも、「セラ○ン」では一番背が高いはずの緑色の戦士が、
ちびムーン(みたいなの)と同じサイズじゃありませんか。

 個々のセーラースウィーティー戦士たちの名前や設定については、一切書かれていません。 「セーラースウィーティー」では、「プリンセス」というか物語の主人公はいったいどの戦士なのでしょう。
 そもそも"SAILOR SWEETIE"というのが、「個人名」なのか「チーム名」なのかもわかりません。

 ・・・・・ということはつまり、「既存のどこかで見たことのあるアニメキャラ」に固執することなく、お子達が自由な発想の自由な設定をして遊ぶことが出来るフィギュアセットだということなのですね!(←違う!)

 さて、このフィギュア6体セット(すべて一体成型、ムクのABS製。対象年齢4歳以上。ワタシは完璧にクリア!)が驚きのプライス! 34.50マルッカ(当時のレートで約690円)。 さぁ、高いか安いか!?

 因みにメーカーは玩具ミニカーなどでは大手の中国系「New-Ray」(ココのオモチャは、とにかく安い)。 ブリスターパックの裏面には欧州各国語で諸注意が書かれています。 フィンランドのみならず、欧州各国へ輸出されたもののようです。


 見よ、セーラースウィーティー達の勇姿!! アニメ化された際には(←そんな「際」、絶対ない!)このようになるらしい。
 「セラ○ン」では黒い猫と白い猫(と、原作では2羽のカラス)しか戦士たちのペット動物は登場しませんが、なんと「セーラースウィーティー」では戦士それぞれがペットを伴います!(スウィーティー・ムーンの小鳥、スウィーティーちびムーンの白ウサギ、スウィーティー・ジュピターの子ライオン!)。

 なぁんだ、
 やっぱりセラムンとはまったく関係ないキャラだったんですね。(←!!)



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