ポリプロピレン系の素材で一体成形された、薄いブルーの本体。 「マットたたき」の「叩き」たる部分は、空気抵抗を最小に抑えた形状である。 |
そしてなんといってもこれの特徴は、その独特の「ギザギザ」であり、この構造のために、「叩き」部分がよく「しなる」のである。 すなわち、マットを叩く際に力一杯目一杯に叩かずとも、この「しなり」が叩く力を倍増(?)してくれる。 この「マットたたき」を握って振ると、手首にエコーのように「しなり」が連続的に伝わる。 筋力増加とプロポーション維持、ダイエット効果を謳う「なんとかブレード」みたいな健康器具があるが、まさにあの感じである(!)。 |
グリップにはゴム素材が使用されており、滑りにくくてしっかりホールド出来る。 小さな窪みが規則的に並んでおり、さらにその表面は梨地加工が施してあるので、握った手に大変よく馴染むのである。 人間工学的にも物理学にもよく考えられた構造であり、 もはや「布団たたき」ではなく、「ラケット」である。 |
フィンランドSINITUOTE Oy.の「SINI」というブランドは、家庭用品(特に掃除道具)の大手。 デパートなどの家庭用品売場で同社の製品をよく見かける。 布団たたきに限ったことではないが、フィンランド製品の社会事情的特徴で、商品名もスペックもフィンランド語とスウェーデン語の併記であり、「フレキシブルでアスレチック!」などという、およそ布団たたきとは思えないキャッチコピーを謳っている(!)。 |
シュバーーー! バスコーーーン!! 市川市内に フィンランドの音が 響き渡る。 (↑・・・久米明の声で) 因みに既述したように、大袈裟に力を入れて叩かなくても充分に布団たたきを行えるので、ここまでの大音響を響かせる必要はない。 まったくない。 |