「こんにちわ」ジュース
Hyvää päivää!



 これもかつて、TV番組でも取り上げられたことのある缶ジュース。2001年夏、ヘルシンキのキオスキ(kioski=売店)にて発見。「ひゅぃヴぁ・ぱいヴぁHyvää päivää(「こんにちわ」の意)」という商品名で、一見なんでもない缶ジュースのようですが、缶の上部外延全周囲にわたって、まぎれもなく日本語、ひらがなで
「こんにちはこんにちはこんにちはこんにちは〜〜〜」



 中身は何かというと、缶の紫と同じような色をした「健康飲料」です(エネルギー○○カロリーとか表記してある)。「○カリスウェット」とか「エネル○ン」などと似たような類ということですが、その缶デザインと「生臭い味」は衝撃的です!かさぱのすは飲めますが、ちぱは飲めません(もっとも「ガブガブ飲みたい」モンではないが、風呂上りの一本は結構ウマイ。。と思う)!
 缶には様々な種類の野菜の絵のほかに、の絵まであり(→これだけの種類の食品の栄養素が入っていますよ、と言いたいらしい)、本当に魚が入ってるのかと思ってしまうぐらい、魚のように生臭いのです。原材料表示を見ると、(「トゥルキン・ピップリ」に引き続き)殺人的な味のわりには健康的なものしか入っていないようです。
 それにしてもなぜ「こんにちは」!!?? まさか「東洋の日本という国では、こんなモノが飲まれている」とでも思っているのではあるまいな、フィンランド人!?(この商品自体は、なにも「日本人が多い町の限定発売」とか「日本のメーカーの海外限定商品」とかいうものではありません)


 ところでこの「こんにちは」を、ビールで割ると、意外に美味しい(と、勘違いしただけかも知れない(~~))。
 2002年5月には、スーパーで「こんにちは」ペットボトル1リットルサイズを発見(うへっ!!)。 思わず夫婦二人とも揃って、ヒイてしまったのですが、ラベルを見てちょっと安心。
 それには魚の絵が書いてないのでした。ラベルの色自体、缶とは違って黄色く、フルーツの絵が散らばっています。安心して(?)購入、飲んでみましたみたところ、缶バージョンと比べて味はちょっとだけ違う(。。。「魚の絵が書いてない」だけに、魚臭くはなかったが、なんとも表現しづらい味であることには変わりなかった。写真は500mlボトル版)。

 2002年10月にオフ会にて、ベテラン飛行機モデラー/研究家ら約10名が試飲。「飲めと言われれば飲めない味ではない」という評多し。皆、エも言われぬ渋い顔。。。しかし、うち2名は結構気に入ったらしく、「そんなにマズくないよ」「不思議な味だ。もう1杯」などと評しつつ飲み干してくれました(!)。無理やり飲まされた皆さん、申し訳ありませんでした。。m(--);m
 いずれにしてもこのジュース、足の小指を机の角にぶつけた時のように、どこにも自分の喜怒哀楽をぶつけようのない、
カタルシスのない、やるせない味。。。!



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