エストニアのジュース
Eestilainen Mehu


・「○○かと思ったら、××!?」シリーズ(?):

 タリンの街で飲んだ、紙パックのコーラです。黒いパッケージで、ライオンの上に「KOLA」と書かれています。誰がどう見ても「コーラ」ですねえ。
 夏のタリンを歩き回っていると涼しい国とは言え、湿度も低いこともあり喉が乾きます。Kioski(売店)があちこちにあるので、飲み物やおやつを買うのには困りません(国内製品とフィンランド製品が多い)。
 さてそんな中、「スカッとさわやか」になりたかったので購入したのが、この「コーラ」。飲んでみた。。。
 気の抜けたコーラが大好きなワタシ(かさぱのす)にとっては、まさに長い人生の間で求めていたそのもの!
 ところがその味が、我々のイメージするところのコーラとはちょっと違う。液体の色はコーラにしては妙に薄茶色。。。妙にフルーティ。。。そしてなんとなく南国の味。。。
 そこで、バルト3国各国語・芬語・ロシア語でパッケに記載された内容・主原料表示を見ると、一番最初に書いてあるのが
ananasなんとか(芬語)」。。。確か「あななす」はパイナップル。。。えっ、まさか!?

 コーラじゃなくて、パイナップルジュースだった!!
 。。。そぉ言われてパッケの絵を見なおして見れば、ライオンが飲んでいるのは、確かに見紛うことなきパイナップル。。。しかし商品名にはでかでかと「KOLA」(ソ連時代の「代用コーヒー」ならぬ、「代用コーラ」なのか!?)。。。ま、この「最初から気の抜けたコーラ」は気に入ったので許そう!

 「コーラと書いてあるパイナップルジュース」に首を傾げながら横を見るとそのとき、細君(ちぱ)も、自分の選んだ飲み物に首を傾げている。。。当人は「バナナジュース」だと思って購入したとのことだが。。。
 確かに、うれしそうにバナナを剥くモンキー(ではなく、剥げた妖精?子供?)がパッケに描いてある。

バナナジュースだと思ったら、ピーチジュースだった
 。。。と言うではないか(!!)。
 言われてみればパッケには確かに、「NEKTAR(ネクター)」と書いてあるじゃないか(!)。
 しかし「桃の絵」が書いてない上に、「お猿(みたいなヤツ)がうれしそうに食べるものは?」と言われれば、或いは、「バナナの絵が描いてあるジュースといえば?」と言われれば、100人中99人は「バナナジュース」と答えるわなぁ。。。

 そこで原材料を見てみると、バルト3国各国語とロシア語で書いてある。4ヶ国語で表示してあるにも拘わらず、全部読めない!!(そりゃ仕方がない。しかし「オレンジ・マンダリン・パイナップル」などと書いてあるようだ。つまり、「桃」とは書いてありそうにない!?。。。なんじゃこりゃ)

 。。。エストニアの民の名誉のためにも、おいしいジュースも紹介しておかねばなるまい(!)。

 炭酸のオレンジジュース「JINGO(「いんご」と発音?)」。ファ○タオレンジの封を開けて、1日放置しておくとこんな感じかも(?)。フィンランドのJAFFAよりも、若干オレンジの味が濃いような印象です(ま、しかし似たようなモンだ)。


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