フィンランドの便器(男子「小」用)
...WC

 こんなモノを写真付きで紹介していいのか(ほんのちょっとだけ)躊躇したが、他に誰も紹介しそうにないので敢えてご紹介しよう(以下、女の子は読まんでよろしい。否、読まん方がよろしい(!))

 フィンランド人ってば・・・・・股下長過ぎ!

 写真はヘルシンキ=ヴァンター国際空港内の地階にある、とある男子トイレの「小」用便器。 このカタチは特にこのトイレ固有の特徴ということではなく、他のトイレでもこのタイプに遭遇することがあります(航空博物館戦車博物館でも、「小」用便器はこれと同じものだ!)。 ワタシ(かさぱのす)が初めて渡芬した時から、ずっと困っているタイプの便器です。
 なぜなら「受け」の位置があまりにも高いため、(かなり妙な格好だが)つま先立ちして、腰を浮き気味にした上で「モノ」を保持しなければならないのです。 (私のように)モノが長大な人は(!)便器にぶつけてしまう危険性(!!)がありますので、かなり注意を払う必要があります(笑・・・ってるワケにもいかない)。 小さな子供なんかは、間違いなく「ひとりでおしっこ」が出来ない高さです。

 因みにこの便器も含めて、フィンランド国内の陶製便器は、(ムーミンの絵皿など、美しい柄やデザインの陶磁器で有名な)大手老舗企業:アラビア社の製品であることが多いようです。
 フィンランド人は概して大柄な体型の男性が多い。 とは言え、私と変わらない身長や股下の長さの人もやはり多いのです。 そういうフィンランド人男性の中にも、このデザインには難儀している人が結構あるのではないかと感じられて仕方ありません。
 最近は空港内の他のトイレや、各地のレストランやホテルの男子用便器には違う形式のものが見られますが(少なくとも「受け」の位置がもう少し低い)、日本の公衆便所で(男子には)お馴染みの「床から垂直に、ほぼ胸の高さまで『受け』がある」形式の陶製便器は、私はフィンランドで目にしたことがありません。
※写真の便器は2003年、飛行機の搭乗時間待ちの間に撮影。
 当然、トイレ内の他の利用者が全員退出した瞬間を見計らい、速攻で撮影!
 ・・・隣にある洗面台の鏡に写った、「ヘルシンキで密かに便器をスパイ撮影している自分の姿」を見るというのは、なんともオカシナもんである(^^)


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