あっぱれフィンランド回転ずし!
suomalainen SUSI

お寿司がなぜ好きか 大人にわかるぅかい?
座りゃすぐ食べられてすぐに満腹ぅ〜〜〜
Wao!


フィンランドで専門的な寿司屋を見かけたのは、21世紀になってしばらくしてからである。
もちろんのことそれまでにも
経営者が日本人だったり、そうでなかったりする(~~)和食の店では、
日本食として寿司を出していたことだろう。
上の写真は、2006年にヘルシンキ港のカウッパ・ハッリ(屋内マーケット)で目撃した、
「sushi」に特化した(どうやら「家庭で手巻き寿司」をアピールしている)コーナー。

 先ほどの写真は「お惣菜屋さん」の一画に設けられたスシ・コーナーだったが、これはまた別の店(調味料・香辛料の専門店)で見かけた、練りワサビ。

 ん・・・んん?? よく見ると・・・
 日本でもお馴染み「SとBの名前のメーカー」のものだとばかり思ったが・・・
 S&O・・・オー!?

♪わびさびなんかは言ってられない
  Time・is・青春!
 遂に出た! ヘルシンキ市内中心部の一等地に「回転寿司」の店が開店し、2007年に入ってみた(隣にカフェ・バーが併設されてるところがいい)。

 すべての皿にはプラスチックのカバーが被せられて廻っている(いくら新鮮なネタであったとしても、衛生面を考えれこの方が適切だ、ということだろう・・・好意的に考えれば)。
♪駐車場着いてもダッシュしなきゃ
  ナイスポジションを ゲットさ!


 入れ替わり立ち代わりワリとお客が入ってきたから、これから新たなネタを握ろうとしているところである。
 金髪、碧眼、そして長身・・・男のワシが見てもカッコイイのに・・・「ヤパニの文化でおまんねん」というワザとらしい、ハッピにねじり鉢巻の板さんである(~o~)
 これまでにワタシは、フィンランド人の握る寿司屋に2件入ったが、どちらの店もこうだ・・・先にシャリが握って用意してある(!)。
 その上にネタをポンポンと乗せていくんである。
 ヨーロッパ人はこう考える:この方がたいへん効率的・・・って、これは日本人として注意してあげた方がいいんでしょうか?!
 (ついでに「タマゴばっかり握ってんじゃねーよ!」というトコロにも注意を促したい)
♪ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
  赤いのがやってくる〜


 なにやら緑色のもやってくるが(海老の次に)、なんとこれはワサビ(だけ)の皿である(えぇーーー!?)。
 因みにこのフィンランドのワサビ・ペースト、まったく辛くない。 辛くないどころか、なんの味もしないと言って良い。

 (以下の写真、「なんかちがーーーう」と言いながら写真を撮っているのでブレてしまっているが、ご容赦いただきたい)

 ブレのせいで異常な高速回転で廻ってくるように見えるが、コンベアのシステムは一般的な早さ(恐らく日本製だと思う---って日本でしか作ってないか、回転寿司のコンベアなんて)。
 フィンランド人も日本人もみんな大好きさ、サーモン!
 かといって回転寿司で、「炙りサーモン丼(小)」が廻ってくるのはいかがなものだろうか?? 美味そうだけど(鮭の下のご飯の上には、例のワサビがこれでもかと!)。

 丼の一つ前に廻ったのは「(海苔の巻いてない)裸のカッパ巻き(干瓢入り?)」みたいなものだ。 ママ〜裸じゃイヤ〜。
 「なんか違う」ものが次々と目の前に廻ってくるよ〜〜〜
♪ぐ〜ぐ〜ぐ〜ぐ〜ぐ〜ぐ〜ぐ〜ぐ〜
  腹ペコペコでござる〜


 生まれて初めて寿司を食べようとしている人(pienoismalli-lehti編集長:「おっちゃん」ことペデルセン氏)。
 いなり寿司と・・・なんだこれ・・・赤身か? 流石バルト海の乙女、新鮮だな!(←ウソつけ!)

 おっちゃん曰く「生魚はちょっとアレだが(!)、このイナリ(ラップランドのInariと全く同じ発音なので覚えやすい)と、軍艦巻き("battleship"というところがいい)は美味い。それにヘルシーだ。こんどヨメはんも連れて来る」とワリと好評だ。
 しかし彼の一番のお気に入りは・・・「ガリ」だ(~~)(日本のそれとは違って、まったく辛味がない。むしろ甘い!)
♪GOOD GOOD GOOD GOOD ×2
  世界中でヘルシ〜


 「トキオ・スシ・ロール」だそーです。
 (意味がわかるようなわからんような・・・)

 あ、バイトのお姉ちゃん…スオメンむてん娘。さん!・・・♪キャワーっ♪
(ヘンな恰好させられてるけど。ヘンな握り方してるけど)
♪10皿食べても美味しいね
    父ちゃんすでに ご機嫌!


 ご馳走さまでした(「なんか違う」と言いながら、結構食ってんじゃねーか! 「炙りサーモン丼(小)」も食ったのかよ!!)。

 さて気になるのはお勘定である。 席に座って真っ先に調べたのが値段だったが、「一皿5エウロ」! 高っ!(~~;)(人件費のためか、この国ではどこでも寿司はかなり高価なんである)

 ちょっと待て・・・ワリと色の違う皿を色々食ったぞ。 ご存知の通り日本では、ネタの値段の違いが皿の色で違うという明瞭会計である。
 ところが心配無用だ・・・単に皿の色が違うだけ(!)で、やっぱり「なんでも一皿5ユーロ」だった。
 どうやら日本の回転寿司文化を見よう見真似で取り入れてしまったんだねぇ・・・!
 「皿の色がなぜ違うのか」という理由の部分はゴッソリ抜けてしまったんだねぇ・・・。(もちろん飲み物や「丼」とかはまた別の料金体系だったと思う)

♪GOOD GOOD GOOD GOOD ×2
  世界中で大人気〜!


 話も場所も変わってこちらはモスクワ:「赤の広場」の目の前。 2007年秋。 ロシアも空前のスシ・ブームだと聞いていたが、聞きしに勝る様相でスシ(というか「なんちゃって日本食」)の店が「乱立」していた。

 ПЛАНЕТА СУШУ:プラネータ・ススィって・・・
 「寿司惑星」!!・・・そんな素晴らしい屋号は日本人には思いもつかないよ!

 「本当にオレは今、かつての赤色帝国の大本営の前に居るんだろうか」と、思わず我が目を疑ったが(!)、現実に世界が平和になることとは、こんなに素晴らしいことである(世界平和ってこんなにトンマだったんだね!(~o~))。

ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
平和が回ってくるぅ〜
あっ・ぱれ・回・転・ず・し!
Wao!


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