SAAB-91Dサフィール(SF-2/-9/-10(?))

1945年に初飛行し世界20ヶ国に輸出された、スウェーデンSAAB製の練習/連絡機。
フィンランド空軍には1958年から63年にかけて輸入され、1982年まで使用されました。
合計36機が運用され、うち35機はD型(SF-1〜35)、1機のみ(SF-36)はオランダで生産されたB型でした
(サーブの工場がJ-29戦闘機の生産で手一杯になっていたため、生産拠点がオランダに移ったとのこと。とは言え、その外見上の違いはない)。
現在もユヴァスキュラとヴァンターの両航空博物館内に、複数が保管されています。

ところでこのサフィールという飛行機、
降着装置(脚)引き込みのシステムが大変面白いらしく、みやまえ氏のHP「ハードな冒険」内「サフィールの脚」のコーナーで図解されています
必見! 。。。ワタシはまた今度、渡芬の機会に脚まわりだけ撮影して来ます(^^;))。



ユヴァスキュラの中央航空博物館に展示中のSF-2号機。



こちらはヴァンターの航空博物館に展示中のSF-9号機。




右主翼翼端のピトー管。




航空博物館の裏庭に転がっていた(!)「SF-10」号機(?)の残骸。




また転がっていた主翼(の残骸)。
燃料排出口でしょうか。「オクタン燃料だよ!」というステンシルが残っています。
リベットが気色いい!さぁ、Hellerの1/72キットを作ろう!



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