19世紀末から現在まで、ヘルシンキの街を見守るウォッチタワー。 フィンランドの有名な建築家(だが日本語表記は難しい)テオドル・ホェイェルTheodor Höijer(ホテル・カンプHotelli Kämpとか、アテネウム美術館とかもこの人の設計)の手による、現役の消防署とは思えない古い建物だが、歴史と伝統、気品と風格といったものを一瞬に感じさせる迫力がある。(以下、2015年春の撮影) | |
消防署内にある、博物館の入り口。ぜんぜん派手じゃないので、少々わかりにくい(?)。 | |
消防署施設内の案内板。 「C」で示された、本庁向かって右側が博物館。 | |
2015年には火曜日と日曜日だけの開館だったが、2018年には水曜日と日曜日の開館となっている。訪れる際は、旅の日程を事前に計画しておくに越したことは無い。 | |
コヴェントリーのモーター・ポンプ。 1940年代の装備・・・ということは、ヘルシンキが空襲を受けた際にもがんばっただろう。 | |
歴代の消防車両が数台展示されている(充分みっちみちに詰められている)。 | |
博物館のすぐ脇が、現役の消防&レスキュー車両の格納庫・・・であるが故に緊急出動することがあるので、「ぅわーシスのしょうぼうしゃだー。かっけぇ〜」とか言いながらブラブラほっつき歩いてると怒られる(だろう!)。 | |
・・・とその時! アラーム音と共に、クラシカルで大きな木製のドアが電動で観音開きして、作業工作車や指揮車が任務を終えて無事に帰ってきた。 | |
救急車もご苦労さんでした! | |
1950年代の消防隊員。個人的にワタシが一番興味をそそられる時期の装備である。 終戦直後のこの頃はドイツでも全身黒づくめで、機材も「WW2の残り物」の車両だったりする。このヘルシンキ消防隊員のヘルメットもドイツ軍のM35タイプだが、「ヒトラーおじさんの親衛隊」とは違い、「人類の敵=火災」と戦う戦士の姿なので、純粋にカッコイイ。 | |
キミのその「かぶりもの」は、なんとかした方が良いと思う。 |