マキシム重機関銃&四連装対空機関銃

機関銃の代名詞と言えるほど有名なロシアの水冷機関銃。フィンランド軍は冬戦争と継続戦争で、様々な形式の本機関銃を大量に捕獲した上、重機関銃の主力として使用しました(一部国産化したものやドイツ製もある)。




全景。1996年真冬のヘルシンキの戦争博物館内にて(ムチャ寒い・暗い)。
(普段は牽引用の)脚を利用して高位置に設定した状態です。因みに写真の手前(銃からして右側)から給弾されます。




銃左側より。こちら側に垂れてきているのが給弾された後の、空のベルトです。銃口付近から垂れているのは冷却液のチューブです。




別の銃と銃手(?)。こちらは3脚にセットされた状態です。因みに射撃ボタンは、ロシア人の大きな親指でしっかり押せるように、意外に大きく感じました(実際に押すと、オイルがちゃんと注してあり「クチュ」と音がしたのでゾクッとした!)



スオメンリンナの戦争博物館に展示(放置?)中の機関銃。こちらは銃身スリーブに大きなフタの付いた、より後期の型です(冷却液をチューブでやりとりするよりも、そこいらの水や雪をぽんぽん放り込めるようにした改良型)。
この機銃は、フィンランドが国産化した「m/32」である可能性があります(KI-100さんのご指摘&フィンランドのサイト「7.62mm」のリサーチによる)。




再びヘルシンキ市内1996年。四連装対空機関銃バージョン。これで射撃する時は恐怖を感じなかったらしい、という記述を昔のMG誌で読んだことがありますが、まさにその通りかも知れません。「ゴるァ来てみぃっ!撃ち落したるァ〜っ!!」という気になってしまいます(実際はその反動や振動、騒音たるや凄まじいものだったと思われますが)。




前部。4つの弾倉が並びんでセットされます。画面向かって3つ目のものだけが一段上にセットされている理由は不明です。




2001年夏の同機関銃。展示場所は変わりましたが健在です。




同左側より。




脚部。



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