エストニア資料
kirja:Eesti

注意:
海外の書籍については、現在絶版/入手難となっている(と思われる)書籍が多いため、ISBNコードの紹介は割愛させていただきます。
詳しくお知りになりたい場合は、管理人までお問い合せください。



エストニア全般
誌名 著者 出版社/年 内容 備考
嵐の中の北欧
〜抵抗か中立か服従か〜
武田龍夫 中央公論文庫/1985 先に出版された「戦う北欧〜抗戦か中立か抵抗か服従か〜」の新装文庫版。WW2開戦前から現代に至る激動の北欧史を、元外交官の著者によって、総合的かつ客観的にまとめた名著。エストニアについては、「バルト三国」の章の中で触れられている。 絶版
泥まみれの虎
 :宮崎駿の妄想ノート
宮崎駿 大日本絵画/2002 かつてMG誌に連載されていた、独第502重戦車大隊O.カリウス大尉の戦記マンガの再録をはじめ、宮崎が物語の舞台となったエストニア:ナルヴァ地方などを訪れた様子を収録。ほかに高橋慶史氏によるナルヴァ戦区の戦記や、研究者によるエストニアの歴史や現状についての解説文も載っているという、(独戦車隊エースやタイガー戦車がどうのこうのということのみならず)エストニアという国の近代史を知る上で、非常に有意義な本となっている。 ISBN-499-222790-9
「丸」 2002.3月号
(雑誌)
  潮書房/2002 古今東西の軍事専門月刊誌。この号には、斎木伸生氏によるエストニア軍の現状レポートと現地取材、軍事博物館とエストニア小史の紹介の記事が載っている。  

この他、エストニア&沿バルト海諸国を扱った数々の旅行ガイドブックもまた、重要な資料です。


エストニア軍&独芬軍エストニア義勇兵/ソビエト-エストニア軍 関連
誌名 著者 出版社/年 内容 備考
Восточные легионы и казачьи частн в вермахте С.Дробязко他 ロシア
(ACT)ИЗДАТЕЛЬСТВО
/2000
WW2独軍の、自由ロシア軍以外の(!)外国人義勇部隊について、写真やイラストも豊富にまとめた奇特な一冊。エストニア義勇兵のイラストと解説もある。ただし全文露語のみなのが難点。  
Счхопутньые силы РККА/
оборона приъалтики 22.6-9.7.1941
И.Б.МОЩАНСКИЙ他 ロシア
Военная Аетопнсь/2002
タイトルは「労農赤軍の陸上戦力/沿バルト海防衛線(1941.6.22〜7.9)」。
沿バルト戦区の独ソ両軍を、写真やイラストとともにまとめた一冊だが、ソ連の侵攻後、赤軍に編入した(編入させられた)バルト3国各国軍の様子も見られる。ソビエト-エストニア兵のイラストと解説もある(ドイツ製車両とソ連式軍装の妙な取り合わせのソビエト-ラトビア軍の写真等にも貴重)。写真と軍装イラストの解説は英語併記だが、本文は露語のみ。
 
Germany's Eastern Front Allies(2)
 :Baltic Forces
C.C.Jurado,N.Thomas他 英国Osprey/2002 こちらは上記とまったく対局を成す書籍。
ドイツ軍側に身を投じた(投じざるを得なかった)バルト三国各国兵(と、反ソ・ゲリラ組織)と独ソに翻弄されたその歴史を、写真とイラストとともにわかりやすく解説した、「MEN-AT-ARMS」シリーズ363。フィンランド軍のエストニア義勇兵(第200歩兵連隊)についても既述がある。全文英語。
 
Foreign Volunteers of the Wehrmacht 1941-45 C.C.Jurado他 英国Osprey/1983 「MEN-AT-ARMS」シリーズ147。WW2独軍外国人部隊について、その国/地域別に概略と経緯が解説されている。エストニア人義勇兵で構成された部隊(SS第20義勇師団以前から)についても、その軍装のカラーイラストを交えて解説。全文英語。  
Eestilased Waffen-SS-is R.Michaelis エストニアOLION/2001 W-SS第20義勇擲弾兵師団「エストニア第1」の記録、もともとドイツで出版された本のエストニア版。写真も幾多掲載されているが、いずれも個人のスナップが多い(因みに車両の写真は、ナルヴァ戦区のRSOと、撃破されたパンターの2枚のみ)。全文エストニア語なのが難点。  
Kotkasilm ja Studebaker R.Kall エストニアSE&JS/2001 旧エストニア軍人だった、著者の父親の1901年〜44年までの生涯を綴った本。本文は読めれば泣ける話なのだろうが、残念ながら全文エストニア語(泣)。珍しい装甲車やTKSタンケッテなど、車両の写真も(若干)載っている。  



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