「FNS Helsinki」
フィンランド海軍の保有する４隻のミサイル艇。現在主力のラウマ級ミサイル艇の先代艦。
艦番号と名称は各々「60／Helsinki」「61／Turku」「62／Oulu」「63／Kotka」
（言うまでもなく、海軍にゆかりの主要都市の名前が付けられている）。
ネームシップともなっている「FNS（Finnish Navy Ship）ヘルシンキ」は1981年に就役、
その後85年に２隻、86年に１隻が就役した。
57mm砲×１、23mm砲（またはミストラル対空ミサイル）×４、RBS15M対艦ミサイル×４、爆雷投下軌条×２
バラエティに富む武装を施された艦である。
スオメンリンナ島にて（波止場でぼーっとしていたところ、偶然に）遭遇。
ヘルシンキからのフェリー波止場の隣に艦隊がっ！
（「艦隊」と言っても、この艦とランチが２艘（~~））
もともと古来よりスオメンリンナ島全体が海軍基地だったので、
こういう遭遇は珍しいことではないようです（今も基地や艦隊アカデミーがある）。
排水量：280〜300t、全長：45m、全幅：8.9m、クルーは30名、
諸外国の海軍主力艦からすれば、決して大きくはないこの艦。
その迷彩塗装のパターンや塗色は、陸軍車輛のそれと同様（拡大版だ）。
もっと寄って撮影してもよかったのだろうか？
（つまらんトラブルを避けるために、現用兵器は迂闊に撮影しないようにしてるんだけど）
その後Kuninkaanportti（＝キングス・ゲートKing's gate）にたたずんでいたところ、
先ほどの艦が沖へ出て行った。
（この絵面、「渚にて」みたい。泣けてくる（；；））
かなりの高速で走り去った（最高航行速度は30ノット/h）。