自転車と歩兵器材運搬用橇

フィンランド軍において最も効果的な機動兵器はなにか。。。それは自転車。。。!!
また、雪上で物心を運搬するのに最も適している輸送車両はなにか。。。それはソリ。。。!!
ということでこれら地味な装備を一部ご紹介します。




冬戦争当時のスタイルを再現したもの。(ガラスの反射がお見苦しいのですが;)スキー板をくくりつけてあります。
(ハメーンリンナの砲兵博物館にて)




現役です(笑)
実際にフィンランド人は「夏は自転車、冬はスキーで体を鍛えている」のだそうであり、森林地帯を機動するにはうってつけの車両なのです。
自転車の形にもこれといった変化がなく(ライトや荷台の有無といった程度)、模型で再現する際には、タミヤのドイツ軍用自転車をそのまま利用できます。
(これ以下、ヘルシンキ市内の戦争博物館での撮影。写真が暗くてスイマセン。いずれ撮り直して来ます;)




うしろ姿のしぐれてゆくか。。。
継続戦争当時の再現ディスプレイ。夜間行軍における後続車両への目印としてでしょう、マッドガード下端が白く塗装されています。




こちらは物資運搬用に多用されたソリ(と言っても古代フィンランドで使用されたものとなんら区別はつかない(笑))。



因みにこちらは、敵であるソ連軍が用いた軍用ソリ(いかにも屈強そうな正式名称があるのだろうが)。
DT機関銃が据えられ、「雪上における機動性のある機関銃チームの装備」を再現した状態で展示されています。



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