戦車博物館の周辺
around Panssarimuseo,Parola

 さて前頁でも述べたように、戦車博物館はハッツラ市Ha"ttulaパロラParolaという町にあります。ハメーンリンナから路線バスに乗るというのが、我々観光客には最も都合のいい交通手段なのですが、さて戦車博物館の周辺にはどんな観光名所があるかというと。。。
なにもありません。
。。。と言うとミもフタもないのですが、戦車博物館以外には、実際に畑と戦車部隊の基地ぐらいしかありません。戦車博物館から二つほどハメーンリンナよりのバス停が、パロラの町の中心(keskusuta)です。と言っても、スーパーが1軒と住宅地がある程度です。。。




戦車博物館から陸軍基地に向かって少し歩くと、道路沿いには(画像では文字がわかりませんが)こんな標識が立っています。公道を装甲車両が行き来することも多いらしく。。。
「戦車に注意!」
。。。とあります。アハトゥンク・パンツァー、というワケです。




こういう、森の中へつづく横道にも「戦車」のシルエットの標識が立っています。「これより先、戦車演習場」というワケです。戦時中もこんなところを戦車が行き交ったわけですから、フィンランドがいかに戦車戦に不向きな土地柄かということも実感できます。




そうした標識の道路沿いに(練兵場を横目にしながら)1kmほど歩くと陸軍基地。戦車旅団の本拠地です。門柱がわりにT-34/85が2両置いてあるので一目瞭然です(戦車マガジン82.6月号に紹介されているPs.245-1と-3)。
しかし戦車博物館から歩くのは、距離的にそこそこキツイ。フィンランド兵になりきって、重い荷物を背負ってヘトヘトになりながら歩いた(そもそも、バスで戦車博物館へ向かっている最中、突然ちぱが「あ!あんなところにも戦車。。」とつぶやいたのが、良くも悪くも運のツキでした(!)。T-34の待ち伏せをいち早く察知したヨメはんには脱帽!)!
また、当然のことながら基地/軍事施設なので、特別許可がないと撮影禁止なので注意が必要です(その警告の看板もあり)。多分、これらのT-34は撮影しても大丈夫だったのではないかと悔やまれますが、もし撮影する際は守衛に確認を取った方がよいのでしょう。なお、この許可なく撮影禁止の基地内には他にシュトルミ(Ps.531-10)があるとのことです(モデルグラフィックス誌による)。

しかし受難はなおも続く。。。帰りのバスを逃してしまった。。。その後1時間待った。。。!(博物館の帰りには、売店のおねえさん等に、バスの時間を聞いておいた方がいいと思います!)



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