150mm sFH18重野戦榴弾砲

継続戦争中、ドイツより輸入された野戦重砲。ドイツでは、1933年に制式化された後、WW2開戦時すでに1300門以上が配備されており、戦争中も45年までに、ラインメタル社他で5400門以上が生産され、同盟国イタリーのほか、継続戦争中のフィンランドにも供給されたとのことです。
また本砲を自走化したのが、ドイツのフンメル自走砲です。なお写真は、ハメーンリンナ砲兵博物館に展示中のものです。




「輸入当時のドイツのダークイエローはこんな感じ」といったところなんでしょうか。
機械化牽引用タイヤを履いています。ゴムのリムは腐食してボロボロになっていますが、状態は(この博物館のどの砲にも言えることですが)非常に良好です。アメリカ・アバディーン戦車博物館に展示中の同型砲の写真と比べると、こちら(ハメーンリンナ)の方が、車輪のゴム部分が薄いように見えます。




左後方より。圧倒的な迫力。




右後方より。ダークイエローとブラウンの2色迷彩が施されているかのように見えますが、茶色に見える部分はオイルの染みです(というか、きちんと閉鎖器にオイルが注してあるというところがまた。。まさか有事の際には博物館から引っ張り出す!?)。



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